2016/5/28

つながる、思い。  福島の猫たち

この数日、ヒゲさんは低血糖、いわおさんは高血糖、感染症…と大変な局面でしたが、

プチポンのみんな、そしてにゃろぼんママのケアのおかげで今回もなんとかふたりとも乗り越えてくれました。

私は、なれない電車通勤と片付かない仕事であわあわしているばかりです…。
寝過ごしてとなりの無人駅で降り、茫然としたり。乗り遅れて新幹線を使ったり…。




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一面の菜の花(福島県南相馬市)


先月のレスキューのときに撮影した風景。

南相馬の旧警戒区域だった小高区のあちこちに、菜の花畑が広がっていました。

盛岡に帰って、ふと思いついて「ラッシュ」という化粧品と石けんのお店へ初めて入ったところ、

南相馬の菜の花で作ったという菜種油とつながるオモイという石けんが目に留まりました。

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そうか、あの菜の花がこんなふうに商品になって、福島のことを伝えるきっかけになっているとは。

そこで「つながるオモイ」を買わずに、はちみつの石けんを買うあたりがなんとも…だけれど。

冊子「希望のひとしずく」をもらい、帰宅して南相馬の菜の花プロジェクトを読みました。

(プチポンのテーブルの上にも、冊子がありました)



先々週のこと。残業に入る前、ケータイを見たら覚えのない番号から電話が入っていたので、折り返し掛けてみたら。

福島の楢葉町に住んでいたという男性から、楢葉で保護した猫は、そっち(プチポン)にいないか、ということだった。

話を聞くと、つい最近になってわかにゃんさんが中心になって作った「被災動物保護リスト集」を2冊読み、そこに載っている問い合わせ先に電話をかけているのだという。

全部でこれは何冊あるのか。うちの猫に似た猫は載っているんだけど。
どこに行けばほかの冊子も見ることができるのか。

震災後、しばらくは自宅に猫がいたのは確認している。
けれど、2011年11月、姿が見えなくなった。
正直、猫どころではなかった。ばあさんはとても気にしていたけれど。



そうか。こんなふうに5年経って、やっと捜す気持ちになれた人もいるのだということに、胸が締め付けられるような思いがした。

5年経ったからといって、思いは行き場のないまま、ずっとその人の胸の内にあるのだということを。

インターネットは、まずしないというその男性に、今も福島で犬や猫を保護している団体があることを伝え、避難先のいわき市から近いところ、行けるところ、相談にのってくれそうなところを折り返し電話しますねと言って。

けれど、以前、ある団体へ猫を捜しにいったところ、着いて話をして30秒もしないうちに「いません」と言われたことがあるという。

ありこさんに電話して相談して。

にゃんだーの常駐スタッフ・たけさんなら、きっと力になってくれるはず。と、アドバイスをもらって。


生きているなら、今年17歳というその猫さんに。

生きているなら、ひと目会いたい。

そう、その人は言って。


正直、難しいだろうな…と思ったのだけれど。

思いはつながる。

つながる、思い。

その人が捜している猫、まるちゃんは見つかった。



わかにゃんさん。

わかにゃんさんの思いが、こんなすてきな奇跡を呼び起こしてくれましたよ。


この5年間。

愛猫と再会を果たす人より、そうでなかった人のほうが多いのだけれど。

こんなふうに。

思いはつながるのだなあと思った出来事。

「“ひとめ会いたい”という気持ちは、たとえ5年経っても、逆に歳月を経てなお強い思いとしてあるのだと思います。

生きているのか、死んでいるのか。何か手がかりが見つかりますように」


そうフェイスブックに書いて記事をシェアしたところ、富岡町で保護した猫の里親になってくださった方からコメントをいただいた。

「私もたぶんあきらめられません。生きているなら、寂しい思いをさせてごめんねと目を見て言いたいし、死んでいるならきっと空を見上げて謝るでしょう。

そういう区切りがないと、つらいです…」


震災で苦しい胸の内を抱える人たちが、少しでも気持ちがやわらぐようなことを。

自分にできることは何か。

何ができるか。

亡くなった人の思いを、今に、そして未来へつなぐために何ができるのか。



日々の慌ただしさに流されないように。

自分が進むべく道を見失わないように。

生きていると、いろんな局面があるのだけれど。

思いをつなぐこと。伝えること。そのために、今をがんばること。


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タグ:  ペット 被災



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