2011/8/25

2回目の福島のこと  福島の猫たち

福島へ2回目に行ったのは、
プチポンで預かる猫を迎えに、が目的だった。
当初7匹と伝えていたのが、実際には8匹。
キャリーが足らず、その場にいたAさんが
返却不要だから使ってと、水色のハードキャリーを提供してくれた。
(Aさんとは、それが初対面だった)

水色のキャリーに入れた三毛ちゃんは、
ほかの猫たちが神妙にしていたのとは違って
ハーッと威嚇していたけれど、それがかえって可愛かった。
(おおちゃんだけが、ずーっと大声で鳴きっぱだった)

三毛ちゃんはたぶん、飼い主依頼の猫だから、
岩手に連れ帰る前に飼い主さんと連絡をとってみて。
レスキュー隊から言われるまま、連絡を取ってみた。

飼い主のKさんは、南相馬市内の避難所の小学校にいた。

校庭に車を止め、待っていると校舎から
杖をついたご婦人が息子とおぼしき人と近づいてきた。

この子なんですけど…と見せるなり
「みいちゃん!」と、Kさんが号泣。
その場に泣き崩れごめんねごめんねと繰り返した。
息子さんも、同行してくれた友人も私も。
みんなが嬉し泣きした。

相馬市の動物病院で仮設住宅が当たるまで預かってくれると
約束してくれているので、そちらにみいちゃんを預けるとのこと。

よかったよかった。
その場を立ち去ろうとする私たちに、
Kさんは「ちびちゃんとななちゃんは?」と聞いた。

えっ?

Kさんの猫は全部で3匹。
全員女の子で不妊手術済み。

ななちゃん、ちびちゃんを保護できたのは2週間後のこと。

あきらめきれないと、Kさんも一緒に。

Kさん宅にたどり着き、Kさんが名前を呼ぶと
どこからともなく2匹の猫が姿を現した。

いきなり抱っこされたななちゃんはKさんを蹴って再び逃げた。

ちびちゃんは捕獲器で難なく保護できたけれど。
ななちゃんとKさんの駆け引きは小一時間かかっただろうか。

2階のKさんの部屋で私は横になってひと休み。
Kさんがほうきで床をはく音。
遠くでかすかに鳴く虫の声。
背丈が伸びた草のにおい。
それらをぼんやりと感じながら、
本当になんということが起きてしまったのかと思う。
ここは、こんなに穏やかなところなのに。

そうこうするうちに、ななちゃんが開け放たれた2階の窓から入ってきた。
やった!

と思うのもつかの間、今度はベッドの下にもぐりこみ…。

猫が入れるくらいに戸を開けていたので、
室内は他の猫も出入りしていたようでおしっこ臭かった。
寝室にある仏壇は文字どおり真っ逆さまにひっくり返ったままで、
どうやら侵入者の猫はそこにマーキングしているみたいだった。
(「罰当たりだこと…!」とつぶやきながらも片付けるKさん)

このまま寝ちゃおうかなあなど思っていたところに、
心配したAさんから電話。
Kさんは気合を入れてななちゃんをキャリーにイン。
さあ帰りましょうと支度しようとしたら、
思いがけず他にも2匹保護できた。


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ちびちゃん、息子さんが用意したテントに。


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ななちゃん


翌日、お礼にとKさんから1万円をいただいた。
(どんなに固辞してもどうしても、と言われありがたくちょうだいした)
それから、避難所で1人2個ずつの配分なのと、
メロンパンやアンパンなどの菓子パンを6個もいただいてしまった。

そして。
避難所でパッチワーク教室をやっていて、習っているのと
手作りのお財布をいただいた。

6月半ばのこと。

いただいた菓子パンは、母とありがたく食べた。
財布も母が重宝している。

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*****

獣医師チームのレスキューも終わってしまい、
いまだ大規模な捜索・レスキューは行われないまま。

刻々と、息絶える動物たちの数は増えている。

世界を見渡せば理不尽に命を奪われる人間の多いこともわかるのだけど。

この日本に生まれ育って。
当たり前のように生きてきて。

けれど、ある日突然、当たり前の生活を奪われてしまった
人と動物たちを、どうして「なかったこと」のように忘れることができるだろう。

できることは限られているけれど。

何か。何かもっとみんなができることがきっとあるはず。

来年の今ごろのことなど考えたくはない。

今。今のことを。






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タグ:  ペット 被災



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