柏市たなかにある戸建て住宅地「パレットコート柏たなかエヴァーシティ」で、有志住民による防災街びらきイベントが9月8日、柏たなか第一公園で行われ、分譲地とその近隣住人約100人が参加した。
同エリアでは街づくりサポーター制度を導入し、有志で集まった住民15世帯25人を中心に月1回程度、サポーターミーティングを開催し、防災について学びながら、「ご近助コミュニティ」づくりに取り組んでいた。
今回は住民が主体となり、有志住民が企画を進め、分譲住宅を販売するポラスグループの「中央グリーン開発」(本社・埼玉県越谷市)と(一社)減災ラボの協力を得てイベントを開催。
イベントでは、住民有志サポーターで結成した「エヴァーシティ減災ボーイズ&ガールズ」による「減災パスタ」や減災ラボによる「おいしいミニ炊き出し」の実演ワークショップも開かれた。
少量の水と一本のカセットボンベで作られたとは思えないほどの炊き出しに、試食した参加者も満面の笑み。
子どもたちも参加した消火器体験や親子で取り組んだ水バケツリレーなど、参加者は楽しみながら有事に備えた防災・減災を学んだ。
昨年11月に茨城県から移り住み、このエリアの管理組合理事長の高木誠さんは「防災・減災には近所のつながりが必要になります。
江戸時代の長屋の住民のような絆を目指し、とわに安全・安心な街づくりができればと思っています」と良好なコミュニティづくりで災害に備えている。
竹川記

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