東葛エリアで放射線量が高いホットスポットのことが話題になってから、遊び盛りの子供を持つ親の不安はいかばかりか。
過敏になってはいけないと思いながら見過ごして生活はできないと、日々思い悩んでいるお母さんたちも多いようだ。
お昼前は乳幼児を連れたママ友、午後3時過ぎになると幼稚園帰りの子どもとお母さんたちが情報交換したり、おしゃべりを楽しんだりと、格好の井戸端会議場だった公園から、そんな親子連れのほのぼのとした姿が消えてしまった。
取材途中に通った、江戸川台の公園は、名残の桜が降りしきる中でブランコが所在なく風に揺れるだけ。
すべり台とお砂場からも子どもたちのはしゃぐ声や、砂堀に夢中になっている姿が消えた。
普段、当たり前に思っている風景がこんなにも変わるなんて。
願わくば、体力と柔軟な思考を持つ若い親たちが知恵を出し合い、協力し合ってたくましく子育てにあたってほしい。 黒澤 記

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