4月29日は暑かった!
布佐駅を降り立ち、いつもは寂しい駅前の商店街の方を見るとびっくり。
すごい人出!
布佐新緑まつりが行われ、たくさんの出店やコンサートで大賑わい。
さて、私のお目当ては、我孫子市布佐のご当地キャラふさだだしお君。
我孫子に残る祭り・竹内神社例大祭の山車をモチーフにしたキャラクター。
いかついような、可愛いようなキャラクターが、今「忘れられた被災地・布佐」の復興支援のために立ち上がっているのです。
オリジナルラベルを貼った焼酎や缶バッジなどが販売されていた。
さらに、祭り会場のあちこちにペットボトルの募金箱が置かれ、募金を呼びかけ。
昨年秋の祭りでも、10数万円を集め、市役所を通して寄付をしたそう。
活気いっぱいのお祭り会場。
…そう、そこから歩いて5分ほどのところに、「被災地」があります。
ここにあったスーパーは、とても面白い店だったのに、更地になっていました。
周囲の家や店は、傾いたままのところも。
あちこちに土嚢が置かれたまま…さすがに水は引き、倒れていた電柱も直されていましたが、多くの建物があの時のまま、時間が止まっています。
その道を歩くとめまいが。
揺れているような錯覚さえ感じます。
建て直すにも、液状化対策をしないことには建てられない。
撤去するにもお金がかかる。
支援があるかないかが決まらないと動けない。
住民も高齢者など、余裕がない人も多い……
布佐商興会の方も、深刻な状況を打破するために、支援の必要性を語っていました。
昨年は中止になってしまった竹内神社例大祭も、今年は復活できる見込み。
そこではふさだだしお君も本格デビューするかも?
我孫子の誇る祭礼を、多くの方に見て、支援の輪を広げていただきたいと感じました。
小川原記

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