10月6日(土)、我孫子市のけやきプラザ2階ふれあいホールで「病院で死ねない時代、我孫子はどう対応する?」を取材。
主催の高齢社会への対応を考える会(和田美千代代表)は、我孫子で少しでも安心した暮らしができるようにと27年前から様々な事業を企画、実行している。
今回は、少子化が進む中で、国の財政難から病院や施設ではなく在宅へと大きな方向転換を迫られる高齢者の、これからの時代を市民と一緒に考えようと、あえてショッキングなタイトルで企画開催。
駆け付けた聴衆は約500人。

手話通訳と白板に手書きのプロット映写など、障害のある人にもわかる配慮がなされ、広く市民に訴え、共に考えようという熱意が伝わってきた。
基調講演は、東京大学高齢者会総合研究機構 連携コーディネーター(前柏市保健福祉部長)木村清一氏による「柏市豊四季台での在宅医療システムの取り組み」。
現在、柏市とUR都市機構、東京大学の連携で取り組んでいる「長寿社会のまちづくり」について、模索しながら進めている状況を説明。
人と人とのつながりを生み、地域でいつまでも安心して生活ができる街にすることを見据えての柏市の活動は、世界からも注目され、視察も多いという。黒澤 記

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