昨日1月24日夜、柏のアジアンダイニング「ルンビニ」でサッカー日本代表の名物サポーター「ちょんまげ隊長ツン氏(柏市在住)」による、映像を交えた被災地報告会が行われました。
ルンビニ柏店と言えば、ネパールの宮大工による本格的な内装と、スタッフのほとんどがネパール人、そして31種類のカレーなど、アジアの美味と世界のビールが楽しめるお店…
そこに、ちょんまげ。
で、被災地……なんという珍しい組み合わせ!
早めにお店に入って、カレーやナンなどを注文して待っていたら…
ちょんまげ姿で、ジャパンブルーの甲冑を抱えたツン氏が、ご来店!
ま、まさかそのまま歩いて???
と、一応伺ったら、「車ですから大丈夫ですよ」とツンさんはにっこり。
というか、ちょんまげ隊長ツン氏は、世界中のスタジアムにこのちょんまげスタイルで応援に行くという名物サポーター。
ボランティアなど自分がやるとは思わなかったということですが、震災直後、「被災地では津波に流されて、靴もなくて困っている」
靴屋を営むツンさんは「靴ならうちに売るほどあるじゃないか!」と被災地に届けにいき、今足りないもの、望まれていることを聞けばそれを叶えようとサポーターらに呼びかけ募金活動を展開し、洗濯機、乾燥機を避難所に設置。
最近は、サッカーを通じての応援など、32回のボランティア訪問を実施。
ちょんまげで。
いつもはレイソルや日本代表など、サッカーの試合を移す100インチのスクリーンで、現地の様子や支援の映像を見せながら軽妙なしゃべりで解説し、
「ピンチの時こそ笑いを」
「子どもが笑えば、大人もうれしい」
と、ちょんまげやアフロのファンキーな姿で被災地を訪れるのだとか。
突然現れたちょんまげ隊に、小学校の校長先生・教頭先生も一緒にちょんまげを被り。
世界的に有名なスペインのGKコーチジョアン・ミレット氏も同行して、やっぱりちょんまげを被り。
ちょんまげで子どもたちも、おじちゃんおばちゃんたちも打ち解け、笑顔を失っていた人々に笑顔が戻っていく様子が紹介された。
「僕がやっているのは、偽善です。でも、続けますよ」
ちょんまげ隊長は、この被災地の報告会も国内外で行い、支援の輪を広げているところ。
ルンビニに集まったレイソルサポーターにも「仙台ベガルタ戦の観戦のついででもいい、今もほとんど復興が進んでいない被災地を見て、何か感じてほしい」と、訴えた。
小川原記

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