5月29日(日)、急遽開催された「第4回
ユルベルトKASHIWAX東日本大震災」を取材。
当日はあいにくの暴風雨。それでも寄付金付ユルベルトを楽しもうと、あちこちの店にチケットを持ったお客が訪れます。
毎回人気のル・クープルさんも、告知時間よりも早めにお客を入れ、雨の中行列させないように一生懸命。
お店もお客も、4回目ともなると慣れたものでてきぱきと回転していきます。
この日のメニューのうち、これは恒例「海の幸のスモーク盛り合わせ」。
3日かけてつくる、ル・クープル自慢のスモーク料理です。
一度見せていただいたことがありますが、サーモンをどかんと半身、ハーブなどを入れた液でマリネし、そのあと塩抜き。
この抜き加減が、難しいのだとか。
そして低温スモーク。
どなたも最初は驚きますが、普段知っているスモークサーモンとはまったく違います。
塩気も、燻香も、かすかに感じる程度。
もちろん刺身とも違う食感と香りです。
かなり贅沢な料理なのに、ユルベルトでは誰でも気軽に味わえてしまうのも人気の秘密。
また、ル・クープルさんも、大いに本物の味を体験して欲しい!と惜しまず良い料理を出してくれます。
今回は、添えられた新玉ねぎのムースにも感動の声が続々。
彩りのアスパラソバージュも食感が面白くて会話がはずみました。
さてこちらは白レバーのムースと砂肝のコンフィ。
白レバーのなめらかさにもうなりましたが、砂肝が、こんなにも柔らかく、ほどよい弾力になるなんて!我が家の砂肝料理とは全然違うw
なんでも、鴨の脂でじっくり5〜6時間低温で煮る、のだそうです…そりゃあ、家庭でまねできるものではないですね。
他、スズキとかにのクリームベースのパイ仕立てなど、ドリンク付で700〜800円で試せるのですからうれしい限り。
さらに今回はドリンクの中にヴィシソワーズがあったのも大好評。
お酒の飲めない方が、お店巡りの間でソフトドリンクに飽きてしまっているだろうと入れてみたのだそうです。
たしかに、とくにお子様たちが喜んでオーダーしてました。
☆
後日、ユルベルト主催の寺嶋さんにお話を伺いましたが、過密スケジュール、告知不足、悪天候で大苦戦しながらも「これまでで一番意識の高いユルベルトでした!」と満足そう。
今回のチケット代に含まれた寄付金と黒字分は、東日本大震災復興支援に役立てられます。
小川原記

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