年末をひかえて 「 ふるさと直送便 」 を発送しました。
「 ふるさと直送便 」 は年会費で加入している
「 越後川口ふるさと友の会 」の会員の方々に、川口町にちなむ ふるさとの逸品をおとどけしています。
今回のびっくり箱の中は、まず
ぼこ豆です。落花生ではありません。
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川口近辺では、伝統的につくりつながれてきた在来の作物です。三郎次などが子どものころは、 「 じぼくり豆 」 などとも云っていました。
じぼくり とは土地を掘り返しながら収穫するのだからと、おかしな呼び名と思っていました。
ぼこ豆とは、
ぼこさま(お蚕さま)の繭のかたちに似ているから、こんな呼び名になったのでしょうか。豆はやや小ぶりですが、県外から入ってきた落花生とかなどよりは味わいが濃く、おいしさが違います。
以前は、どこの農家も作っていたのですが、近年は限られた一部の農家でしか、栽培していないようです。三郎次にもなつかしい食べ物になりました。
道の駅 アグリの商品です。
野沢菜漬、これも魚沼の風物です。でも近年は様子がすこし違ってきています。
野沢菜漬は、どこの家でも大きな樽に漬け込んで、雪国の長い冬中の保存食だったわけですが、もう家庭用に大樽などは見かけなくなっています。日がたって漬け止まった鼈甲いろの漬け菜は懐かしいです。
棒だら煮
棒だらは都会地にもあるのだろうか、三郎次には分からない。田舎もんで 他所地を知らないのだから、棒だら煮は 田舎風味と、勝手に思い込んでいる。
内陸の山地だから、海さかなを口にすることは困難で、それは飛び切りの贅沢だったに違いない。硬い干し鱈も、その贅沢で、珍重されたのであろうか。味わいのある やわらかに煮込んだのは、和南津の峠商店 関さんの工夫である。これもアグリの名物商品となる。
えのき茸
えのき茸などの茸産業が、川口に根ついたのは もうどのくらい前のことであろうか。いつの間にか、川口町の特産・大きな産業となっている。
これからの寒い日の鍋物に欠かせない逸品である。
田舎風味の杵つきもち
この杵つき切り餅が、なんで田舎風味なのかと云うと、食材のもち米が違うからです。
もち米品種の こがねもち は最高と、さるこだわりの米菓製造の会社々長さんの弁であった。うるち米なら、コシヒカリに相当するとのこと。そして魚沼の こがねもちは もちろん最高級品で、それはもう手に入り難くなったとの嘆きであった。
川口町の老舗の菓子屋さんである龍昇堂の川上さんの丹精と工夫は、地元のもち米 こがねもち を用いて、コシの強さ、なめらかさと、煮くずれのない あまみのある風味の、杵つき切り餅をつくりあげている。
三郎次のコシヒカリも、
ふるさと直送便の仲間にさせていただいている。

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今回の発送品は、農薬と化学肥料の利用をできるだけ抑えた(
通常の1/2以下に)
特別栽培米です。
国の制度にそう特別栽培米は、新潟県機関の厳しいチェックを受けての作付けと、産米の管理搗精がもとめられます。これに適合した米にだけ、
新潟県の認証マークが貼付されるのです。
今回の
ふるさと直送便 には、川口町の生産農家の取り組みとして、
新潟県認証マークの貼付された、減農薬・減化学肥料の特別栽培米コシヒカリをおとどけしました。
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