本日は津軽三味線奏者で師匠である木田貫匠氏からお誘い頂いた、高岡市中田ショッピングセンター「アロー」でのライブ、1時にセッティングに行くと、「OVAL」の梅崎ジュニア氏が来ていて、彼梅崎ジュニア氏は父君の梅崎氏とだんだん年を経るに従って似てきていることに、ふと微笑む。サウンドチェックを済ませて、控え室へ。なかでは木田氏がお弟子さんに厳しい口調で指導している現実に、「人前で弾くこと」の大切さをお弟子さんに教えているような気がした。(実際、一度聞いてツマラナかったらお客さんはもう会場に足をはこばなくなり芸人にてっては生計活動の停止を意味する)お弟子さんの中には反発を感じる人もいるだろう、だがそれは妥協してはいけない点である。さてステージは、ギタージャズのトリオから始まった。大変上手で高岡市でその人あり、の石浦氏の息子さんであった。3人ともなかなかの腕前だったが前のお年寄り達がどんな気持ちで聞いているのかを考えた時にはしかし、彼らは若者らしく妥協せず、「いつもの自分たちの音楽」演奏した。難解であろうがなかろうが、「自分達の音楽」を演奏する姿勢には若者らしいサワヤカサがあった
。投げ銭もけっこう入ったようだった。音楽がわかんなくてもサムシングエルスがあり、何よりも「絵になってた」ことへの評価である。そして私である。さっきの若者達とは対象的に中途半端なステージになってしまった。ナツメロ、日本民謡も老人達には違って聞こえたかもしれない。素直に反省する。木田氏の門島氏との三味線のセッションは圧巻でした。練習量もさることながら、どんな姿勢でのぞむか、…が問われたライブだった。私は素直に今日の不出来を反省し、悔しさからか富山駅地下でストリートを敢行したのだった。

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