ストリートはたびたび感動を呼ぶ。富山駅地下にて、かつて某テレビ番組で…賞が取れた時のバンドメンバーJA氏と約12、3年ぶりの再会をはたす。JA氏は感涙にむせんでくれた…。私はJA氏とは12、3年前大変嫌なケンカ別れをしてしまった、JA氏が大変繊細な人だと思ってなお、激怒してしまったのだった、「時が全てを洗い流す」の言葉は…しかし、人にもよるかもしれないが…。涙にむせんで話しだした彼に対して、私がその時の行動で彼をこんなにも長く苦しめてしまったのか!…という事実に愕然としてしまった。気にする人はするだろう、気にしない人はしないだろう、しかし自分の罪の重さを認め、今は「こんなにも君を苦しめてしまってごめんね。」というのが精一杯で私も思わず涙腺が緩んでしまった…。気にしないのが、気にするのが良い悪いとかの問題じゃなく、長く苦しめてしまったことを純粋に詫びるだけだ、同時に…かつての日々の思い出が蘇ってきた。「楽しき日々」だった…。そしてツマラナいことで人と断絶して、広がる筈人の輪も広がることはなかった、その都度スタートに戻り、人を切り捨てて、人に切り捨てられてきた気がする。J
A氏は大変な苦労をされたようである、どうか元気でいてほしい。若い時は…人々の痛みを推し量ることをそれ程重く受け止めない。今と違い、「かなりカッコ悪い」ことだった、「心の時代」「癒し系」「メンタルケアー」などなど、今の時代は人間が少しずつ訴えてきた「心の平安」にだいぶ周りもそれぞれの人々も やっと理解されだしてきた、機械は大発展を遂げたが人間の体や精神は変わるはずがない、それを考えると昔より今のほうがストレスが大きな社会かもしれない。「何が君の幸せ?」「何をして喜ぶ」「わからないまま終わる」「そんなのはいやだ」…テレビ番組「それいけ!アンパンマン」のテーマソングはしかし、子供番組のテーマソングとは思えないほど「納得」させられてしまう言葉に満ちている。12、3年ぶりのJA氏の包容はどう表現しようがない、今日の感動を残してJA氏は会社の同僚と去っていかれた。過去を振り返れば恥ずかしいこと、いやなこと、でいっぱい、でも楽しき日々もある、とりあえず人との断絶状態にハマりやすい私だが、そうやってしか身を守ってこれなかった。人々がどう評価しようと、飾った行動とったとしても、や
はり、ここにこうしているんだろうなと漠然と思う…。

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