岡山市着、旅の帰宅のペースからいったら少々遅いか…。でも寄りたいところがあった。「ライブハウスワンダフルワールド」ここも飛び込みで出させて貰ったのが、去年の8月16日だった。まだ開いてないので、近くの楽器店へビンテージアンプが山のようにあり懐かしい国産モデルも沢山ある。チョットこだわりの楽器屋さんだ。「色々ありますね。」「ええ、私自身はペダルスチールのプレイヤーですが。」「ナニ!」「私自身もペダルスチールの弾き語りで演奏活動をしてるんです。」「え!スチールで弾き語り?まさか…出来るんですか?」(マスター怪訝な表情、)「それに伴奏しながら、旋律を奏でることもできますよ。」「????まさか…」「時間はとらせませんから聞いてみませんか?まあ少々ですから、」デモンストレーション開始である。まずはカントリーなんてやっても意味無いので、(決してバカにしてるわけじゃあない。)「週末には…」(16ビート)「兄弟」(チェロトーンと、8ビートバッキングしながらのリードギター)「ホーボーズララバイ」(スローなカントリーソロをバッキングしながら…)「これこそ男達の人生」(早いソロをバッキ
ングしながら…)「ミスティ」(オルガンレスリースピーカー効果)「陸路の舟」(ダルシマー奏法)…以上曲の一部だが、デモンストレーション、マスター大変喜んでくれた、特に、チェロトーン奏法には興味を持ったようである。トイレを借りてる間、マスターのスチールを聞いていた。フラワーズ、カントリー、サイケデリックロックかくあり、と言った私とは全く違うトーンだった。弾き手によって楽器が同じでもトーンがスチールの場合全く別物になると思い知った。ショッキングな話も聞いてしまった国内某プレイヤーがスチールコンベンションにおいて、スローなカントリーをやってる時、スピーディウエストにバーを投げ捨てられたと!!何という屈辱的パフォーマンスだろう、相手、中風で半身が動かない爺さんだがどんな意図でやったのだろう。だいたいまだ生きてるかな?聞いて貰った御礼を言い、「ワンダフルワールド」へ、店に入るなり、「ワアー」「お久しぶりです覚えてましたか?」「寄ってくれたんですか。演奏していきますよね?」「お願いできますか?」「もちろん!」ベースマンの店長はタイランポーター似のナイスガイ!前回も今回もありがとう。
「週末には…」「ホーボーズララバイ」「雪の降る日に」3曲で終わろうとすると、「民謡やれ!民謡!」リクエストなのかな?「コキリコ節」をスペシャルアレンジでやる。大歓声。あとで席に呼ばれナポレオンご馳走になる。そしてハウスバンド、前回きいた時より更に素晴らしい。「金を払うに値する音である、毎日演奏してずーっとこのメンバーで大きな喧嘩などすることなく仲良く続く限り演奏してほしい。ハコバンは大変だもの…」タイランポーターのような店長氏に御礼をいわれ、こちらは何もオーダーしなかった失礼詫び。静かに「ワンダフルワールド」を後にしたのだった。


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