私がFUZZYのスタッフだった頃、2ヶ月に一度「スチールギターミニコンベンション」なるものがあり、スタッフとして行ったもんだった。横田ベースのアメリカ人や、私にはそれなりに新鮮だった、アメリカ人の人達は私には親切にしてもらったし、新鮮だったこともあるけど、日本人の会員、そんな中でも、まだ22才で、私にはまだよくわからなかった自分の前に、もの凄いプレイヤーが一人いた!その人は「外山寛」さん!その当時、野口武義さんや若手では尾崎孝さん、そして石田信太郎さん、(今は寺内プロモーションの社長だとのこと)その中でも外山寛さんは群を抜いていた、ベニーグッドマンの「君の思い出」やラップ、でのプレイはエモーショナルで、私は心が震えた!…スタッフだったが…これを聞けたことは一生の財産だったとしか言いようがない、当時外山寛さんは60代か70代かはわからなかったが、学徒壮行会で弾いたとおっしゃっておられたのでまあその位のお年だったと思う。スチールは年輪を重ねるにふさわしいプレイが出来ると思ったものだった。

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