昨年も朝市通り夜店でライブをやったが、今年はストリートブースで演奏する。「マリナーズ」でマスターと談笑し、ライブをいづれさせていただくようにお話した。珠洲市のシンガーソングライター乙脇氏のブースと分かれて演奏。6時ごろから開始。リクエストを取ったり、営業的になってしまった。オリジナルをあまり演奏できる雰囲気ではない。リクエストにより「涙そうそう」「花」ハワイアンメドレーなど演奏する。しかしジャズスタンダードを演奏していると地元のジャズスタンダード愛好家が後ろからずうっと聞いていらっしゃる。観光客も多数聞いていらっしゃる、私の目の前に貸し切り状態で座り込んで聞いている観光客、「うわぁスゲエ!スゲエ!」ありがたい。しかし地元の愛好家諸氏はシャイなのか話しかけてこない。夏の夜らしく「イパネマの娘」「ウエーブ」「サテンドール」「ムーンライトセレナーデ」など演奏する。営業的な演奏を反省するも、このシチュエーションではビッグマフは踏めない。気後れしてる。乙脇氏のブースが終わって、こちらに来られ、私のオリジナルでのライブとなった。乙脇氏、国友美穂さん、エリカちゃんとお兄さん、宮武さ
んに感謝。あまりに営業的なステージを指摘された反動もあり、「週末には」他を自分でも楽しんだ。終わって、中宮さん宅で打ち上げ、皆さんでビールを飲む幸せに浸れました。
翌日、乙脇氏と輪島市朝市隣の「工房長家」にてストリートに付き合ってもらった。ボーイスカウトが大量に押し寄せる中、エンジンがかかりにくい状況の中で国友さんが通りかかられ。「クロストゥユー」を歌っていかれた。なぜだか昨夜はこの曲が弾けなかった。「トップオブザワールド」「スーパースター」を歌っていかれた。ありがとうございました。エリカちゃん登場。彼女は2才半の女の子を抱えながらのストリート演奏。大変美しく透る声にビックリ。彼女の子供さんに「しばらく大人にしててね。」と思いながら演奏する。子供さんが泣いてしまったので乙脇氏の「生活の柄」に観光客らしい数人の中年男性が聞いていかれた。良い反応、エリカちゃんがボーイスカウトの少年らに私を紹介し、「週末には」のペダルスティールギターに驚いてくれた。工房長家の軒先でのストリート演奏は刺激的だった。エリカちゃんのお兄さんの経営する食堂から頻繁に「かき氷」を頂き、エリカちゃんからビールの差し入れがあったり、楽しい夏らしく時間は過ぎる。エリカちゃんのお兄さんの店で食事を取ったあと皆さんと別れて輪島市の「うねだや楽器」へ、昨年買いそびれたヤマ
ハ製の「是方ヒロクニモデル」のサムピックを買い占めた。私のお気に入りで、数年前に青木タカオ氏とこれを求めて御茶ノ水の楽器店を探し回ったことがあった。今は絶版で、こんなところにあることを昨年は喜んだ。田舎の楽器店には掘り出し物があるケースが多い。
これで帰ってしまわないところが私だ。能登半島を海沿いに南下して、内灘町へ、夕暮れの「みつばちハウス前」で演奏。ギターリストの中村氏を誘って、終わって、「0」に向かう。本日はフリーライブの日、私達を待ってくれていたかのように…、しかし終了まで後わずかにもかかわらず演奏。なんとかこのイベントを続けて欲しいからに他ならない。皆さんと談笑し。本当にイヤになるほど演奏した二日間だった。

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