「麻生発言は櫻井よしこ氏が主催するタカ派の集いで飛び出したことに注目すべき:想田和弘氏」
憲法・軍備・安全保障
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やはり麻生氏は「ワイマール憲法は誰にも騒がれずに改正された」と考えていて、その手口を手本にしようと言っている。
ちなみにナチスは憲法を改定せず全権委任法で無効化したので事実誤認だが。
→麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細 - 朝日新聞
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要は麻生氏は、改憲問題を争点化・問題化せずに、近隣諸国や国民が騒ぐ前に、ナチスがやったように静かに憲法を変えちゃえと言ってるわけで。
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→麻生副総理の憲法改正めぐる発言の詳細 - 朝日新聞
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> 失業率3.9%ですけど
はい。
つまり日本経済の不調は30年代ドイツのそれとは比べ物にならない。
なのに何となく安倍の経済政策に期待して大事なものを差し出そうとしている。
そのものずばりの正論。
→麻生氏「ナチス」発言 看過できない重大問題だ - 琉球新報
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明らかに言ったことを「言ってない」と言い張ることで、「言ったかどうか」が問題になるので多少は自分が有利になる。
そういう姑息な戦法を麻生閣下も使うのか。
こないだの橋下くんみたい。
→麻生氏、ナチス発言を撤回 「改憲の悪しき例上げた」
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だいたい、言ってないのなら、撤回する必要ないじゃないか。
なんで撤回するんだ。
橋下くんにしろ、麻生閣下にしろ、歴史修正主義、ここに極まれりって感じですな。
さっき発言したことが、もう「なかったこと」に。
こんな調子なら、体験者の多くが亡くなりつつある先の大戦の歴史を書き換えることなんて、お茶の子さいさいだろう。
> 麻生太郎の発言も大概だが、もっとひどいのは、自民党の改憲案そのものだという事は何度でも言わねばならぬ。鳩首してあんな代物しか作れなかったのは、何十年もサボっていたのと同義。いかに自民党内の知的頽廃が進行しているかの証拠。
橋下クンは麻生発言を「ブラックジョークだったのではないか」と評したらしいけど、あれは失言仲間として恩を売りたいのだろうか。
自民党改憲案に新設された第9章「緊急事態」はナチスの全権委任法と酷似しているわけで、麻生発言はブラックジョークなんかではなく、ガチなことは明らかなんですよ。
逆に言うと、自民改憲案の第9章「緊急事態」をマスコミの大半が全く問題にせず、したがって主権者の大半も存在すら知らないことは、民主主義国家としては相当の危機なわけで。
麻生発言のように具体的に「ナチス」という固有名詞が使われないと問題化しないというのは、どう考えてもオカシイですよ。
そういう意味では、「騒がれる前に静かに改憲しちゃえ」という麻生発言がリアルに実現し得る土壌は、すでに整っているんです。
だって自民党が(無意識かもしれないけど)ナチスのような独裁を目指していることは、改憲案を読めば明白なんです。
でも主権者の大半は騒がない。
麻生の筋書き通りです。
麻生発言の録音。
絶対に「ナチスを反面教師にしろ」とは解釈不能。
→改憲でナチス引き合い 麻生氏「誤解招いた」:
http://youtu.be/5q51Kd9z8oM
麻生発言と撤回を伝えるBBCの報道→BBC News - Japan Deputy PM Taro Aso retracts Nazi comments
http://bbc.in/1cg8M4w
麻生発言は櫻井よしこ氏が主催するタカ派の集いで飛び出したことに注目すべき。
こういう自分の支持者ばかりが集まるホーム的な場では、ついうっかり、本音を出してしまうものなんですよ。
経験者は語るっ!麻生副総理:ナチス発言、官邸火消しも後手…政権に痛手
http://t.co/Hc6T0zXf1n
麻生副総理:ナチス発言、ドイツで批判
http://t.co/jLFHJKh5Oy
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http://t.co/yJhVevZfSM
社説
麻生氏「ナチス」発言 看過できない重大問題だ2013年8月1日
失言・放言癖のある人だから、では済まされない重大発言だ。
麻生太郎副総理兼財務相が講演で、憲法改正をめぐり戦前ドイツのナチス政権時代に言及する中で「ドイツのワイマール憲法はいつの間にか変わっていた。誰も気がつかない間に変わった。あの手口を学んだらどうか」と述べた。
当時、世界で最も民主的で先進的といわれたワイマール憲法を現在の日本国憲法になぞらえて、改憲の必要性を説く中で出た言葉である。
麻生発言の向こう側に、ワイマール憲法破壊後に戦争に突き進んだナチス政権と、憲法を改正して国防軍創設などを目指す自民党、安倍政権の姿勢が重なって見えると言ったら言い過ぎだろうか。
1933年の政権奪取後、ナチス政権は「一家に1台フォルクスワーゲン」のスローガンの下でアウトバーン建設など公共工事を推し進めて景気を回復。一方で、反ユダヤ主義などでナショナリズムを刺激し、政権基盤を固めた。
その「手口」に学び、アベノミクスによる景気回復を強調し、尖閣などの領土問題や歴史認識問題でナショナリズムを刺激する。こうした中で「改憲やむなし」の空気を醸成する。そういうことか。
ナチス政権は国会議事堂放火事件を政治利用し「緊急事態」に対処するためとして、内閣に立法権を一時的に付与する「全権委任法」を成立させた。同法を根拠にナチス以外の政党の存在を認めずに、独裁と戦時体制を確立したのだ。
自民党の憲法改正草案も98条と99条で「緊急事態」に関する規定を設けている。有事や大規模災害時に、法律と同等の政令を制定することができるなどの権限を内閣に付与するものだ。これもナチスの「手口」に学んだのか。
自民党、安倍政権の改憲目的は、戦時体制を整えるためにあるのかと思われても仕方があるまい。しかし、緊急事態規定がいかに権力によって乱用され、悲劇的な結果を招くかはナチス政権を見ても明らかだ。
昨年の衆院選での自民党同様、ナチス政権も民主的制度の下で合法的に政権を奪取した。しかしその後に、かつての日本と同様に戦争への道を歩んだということを、国民は肝に銘じる必要がある。
首相の任命責任も重い。麻生氏は民主主義を否定するつもりはないとも述べたが、額面通り受け取る人がどれだけいるだろうか。

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