「「政治がない」というより、「政治家がいない」と感じるものである:ムネオの日記」
憲法・軍備・安全保障
2013年11月28日(木)から転載します。
衆院選挙制度改革に関する与野党幹事長・書記長会談が開かれたが、物別れに終わったと報じられている。
自民・公明・民主の三党は、現制度の小選挙区比例代表並立制のもとで定数削減を提案したところ、共産党や社民党が三党の合意に賛同できないと反対したそうだが、定数削減は国民の声である。
消費増税を決め、国民に新たな負担を求めておきながら、自分たちは身を削らず一滴の血も流さないという特権的で身勝手な判断は許されない。
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思い切った定数削減をし、国会議員の給料を3分の1カット、諸手当の廃止等をやるなら、強行採決しても国民は反発しないことだろう。
与野党とも、自己保身や議席を守ることを先に頭に置くのではなく、身を切る決断を持って前向きな議論を展開してほしいものだ。
沖縄県の稲嶺名護市長は自民党沖縄県連や沖縄選出の自民党国会議員が米軍普天間飛行場の名護市辺野古への県内移設容認に変節したことに対し、「政治家の命である公約を翻すのは情けない」と語っている。
稲嶺市長の言うとおりである。
昨年12月の衆院選挙、今年7月の参議院選挙で、自民党沖縄県連は党本部と対峙し、名護市辺野古移設反対で闘い、結果を出している。
政治家が信念をなくしたら、自ら政治家を辞めるべきである。
自ら退場すべきだ。
時間が過ぎ、価値観が変わったという次元の問題ではない。
普天間飛行場移設を決めたのは橋本龍太郎総理大臣であり、当時の比嘉名護市長が苦渋の決断をして下さった。
このときは辺野古埋め立てではなかった。
小泉政権になり、辺野古埋め立てとなったが、なぜ辺野古なのか。
当初、1000億円程度の、予算で一本の滑走路をつくる計画で考えられていたものが、いつのまにかV字型の4000億円もの額に膨らんだ。
沖縄利権と言われるゆえんである。
まずは普天間飛行場の即時返還と、一時的に嘉手納飛行場を使用する。
民間機の訓練飛行場で使っていない飛行場は、宮古市の下地島にはある。
米側ときちっと話をすれば解決できることだ。
橋本首相が「清水の舞台から飛び降りる」気持ちで実現した普天間飛行場の移設である。
原点をしっかり見据えて、沖縄県民の想い、心を大切にして、米側にモノを言って欲しいものだ。
「政治がない」というより、「政治家がいない」と感じるものである。
昨日は午後の便で帯広市に行き、18時半から帯広市長の後援会の会合に出席し、挨拶。
20時半過ぎの列車で苫小牧に向かい、大変お世話になった方が亡くなられたので弔問に行く。
今朝千歳発の一便で東京に戻る。
16時から今月の大地塾。
いつもの通り、佐藤優さんから特定秘密保護法案、猪瀬都知事の5000万円問題、中国の防空識別圏について解説して戴く。
わかりやすく、ポイントを突いた分析に、出席者も論点がよく頭に入ったことだろう。
東京大地塾は毎月第4木曜日16時から行っているが、来月は師走なので、第3木曜日19日、16時からの開催である。
多くの皆様のご出席を心からお願いしたい。
鈴木宗男

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