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人はなぜ福袋を買うのか?
答えは簡単で「買うものがないから」「欲しいものが見つからないから」です。
でも「何かが買いたいから」です。
金額的には損はないわけで、モノを買い続けるように「教育」されてしまった今の消費者は、何かが欲しいんですね。
買わないとイライラしてくるんです。(天野祐吉)
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「何が欲しいのか」自分では分からない。
が、もしかしたら、その何かがこの袋の中に入ってるかも知れない。
そんな思いが消費者を福袋に向かわせる。
それにしても「正月の百貨店で一番売れているのが福袋だ」という事実。
たくさんの人が福袋に群がっている図は「何かが歪んでいる」と思わざるを得ない。
> 「欲しいものが欲しい」(バブル期の糸井重里の名コピー)。もう買いたいもの(欲しいもの)が何もない(みんな買っちゃったから)。だから「欲しいもの(なんでもいいから買いたくなるもの)が欲しい」。欲望という贅肉で肥満した日本人の姿。
「幸せとは何なのか?」を把握したり「自分は幸せなのか?」を自覚することさえ困難になり、主観ではなく客観を頼りにするようになったのが今の日本人。
「あなたの立ち位置は幸せなほうですよ」と教えて貰って少し胸を撫で下ろすが、偏差値で測れるわけないことは百も承知。
「計画的廃品化(Planned Obsolescence)」計画的陳腐化、計画的廃物化などと訳される。
消費者にどんどん商品を買い替えさせるために、商品の使用期限を計画的に短くするか、あるいは商品の中身はそのままで、デザインなどを変えて今までの商品を古臭く感じさせてしまう手法。
飽和状態になった市場の中で、さらに売り上げをあげるには、どうすればいいか?それには、別の商品を売ることにするか、同じ商品を二つ以上買わせるようにするか、前に売った商品を改良したように見える商品を作るか、その三つぐらいしか方法はない。
(ヴァンス・パッカード「浪費をつくり出す人々」)【投げ捨て精神のエッセンス「計画的廃品化」】(機能の廃品化)より良い機能を持った新製品が導入され、現在の製品を流行遅れに。
(品質の廃品化)比較的短い時期に製品が壊れるか消耗してしまうように計画される場合。
(欲望の廃品化)品質・機能が健全な製品が、スタイル等の変化で古く感じる場合。
「品質の廃品化」電球が百時間で切れるようにあらかじめ設定するというのが、その極端な例。
個々のメーカーが、自社製品の寿命をあらかじめ設定しておく。
つまり製品の使用期限を決めておいて、その時が来たら動かなくなってしまうというやり方は、実際に色々あったと公言する幹部クラスの技師もいる。
今、僕らが住んでいる世界のおかしさはみんな、今の世の中という入れ物自体の歪みからきているんじゃないだろうか。
それは大量消費社会と言う入れ物であり、大量生産・大量消費という巨大なシステムから次々に吐き出されてくる膨大な種類と量の商品とサービスを、僕らは否応なしに消費させられている。
犬や猫や蟻がいかがわしい生き物だと思ったことはありません。
が、たった一つだけ、人間というのはかなりいかがわしい生き物だという気がする。
それはなぜだろうと考えてみると、やはり複雑なシンボル体系としての「ことば」というものを持ってしまったからではないだろうかと思うのです。(天野祐吉)
政府の広報には「行政広報と政策広報の二つ」がある。
行政広報とは行政上のお知らせであり、政策広報というのは政府の政策に理解を求める意見広告だ。
政府がやっている、やろうとしている政策には賛否両論があるにも拘らず、それを一方的な広告として国民の税金を使って出すことは、決して許されない。
元々、意見広告というものは少数意見にマスメディアを開放するというのが建前。
意見広告が強者のものになることについては、マスメディアの側も考えるべきだ。
特に政府広報が「意見広告」の場に出てきたことについては一層問題がある。
在野のジャーナリズムというのは、徹底して反権力に徹するべきだ。
今年もあと一日。
今年一年を振り返り当然のようにアベノミクスを持ち上げる御用新聞には辟易する。
5大紙は全紙揃って政府広報紙に成り下がり、系列TV局も同様に、御用キャスターを使って政府プロパガンダを垂れ流すのが役目だ。
自分の頭で考えることを諦めた有権者は、それを頭にコピーするだけ。
【アベノミクス】実際、安倍晋三が行ったのは、日銀の輪転機を回し円の総流通量を増やして相対的な円の価値を貶めて円安に誘導し、結果的に日本国民の資産価値を目減りさせ、円安によって輸入エネルギー価格上昇が国内物価上昇に跳ね返ったことをもって「景気回復基調」などと嘘を喧伝しただけ。

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