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『東京人』の大瀧詠一特集のためにかなり長い追悼文を書きました。
それを送稿。
大瀧さんのことを書いているときはいつでも「大瀧さんがこれを読む」ことを想定していました。
これは僕が生まれたはじめて書いた「大瀧さんが読むことのない大瀧論」です。
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続いて、「生きる力って何?」という『日経キッズ+』のための原稿。
この媒体の読者たちの「お口に合う」かどうか、ちょっと心配です。
僕の考える生きる力とは「システムが瓦解して、無秩序状態になったときに、局所的に秩序と条理を立ち上げることのできる力」のことです。
「生きる力とは何か?」の最良の教科書はパニック映画です。
システムが瓦解し、マニュアルに書いていない出来事が続くとき、生き延びるためにどうしたらいいのか。
それがすべてのパニック映画の縦糸です。
おそらく人類史の黎明期からこのような物語は繰り返し語られてきたのでしょう。
高層ビルが火事になったり、大型客船が転覆したり、怪獣が都市を踏みつぶしたとき、政治家やお金持ちや有名人などが享受している「システム内部的な力」は使い物になりません。
危機的状況では、その場にある、ありものを使い回しして、有用なものを手作りできる力だけが使い物になる。
手元に残ったありものの資源を使い回して、有用なものを手作りするために必要な人間的資質とは。
楽観的であること。
先入観に囚われていないこと。
「使えるものは全部使う」度量があること。
何よりも一見すると無秩序に見える局面にも潜在している「局地的な法則性」を見いだす知性です。
という話を「小学生が読んでもわかるように書いてね」という注文でしたので、小学生が読んでもわかるように書きました。
5000字超えちゃいましたけど。

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