「トヨタは、「トヨタ銀行」とも言われるように、従業員や関連企業への貸し出しを行っているはずです。」
産業主義近代の終焉
>たとえばのお話ですが、トヨタという会社が、たくさんの利益をあげたと聞きますが、その利益を、銀行の業務として、低利子で(もしくは無利子で)貸し出すということは、もしできるとしたら、何か問題はあるのでしょうか?
(また、いつものくせで、大雑把な物言いですみません・・・しかしながら、郵貯の問題も含めて、ストックがフローにできる方法なのではないかと、単純に考えました。これまでのご説では、もうけたお金は、給料の増額という形で、また市場に回るようにするのが、経済を活性化することだと認識しております。だとすれば、例えばトヨタの下請け、孫請け向けだけであれ、そういった方策も、有効なのではないかと思いました。)
下のスレで、最大多数の最大幸福さんとの話にも出たのですが、不労所得の最たるものは利息の取得だと考えております。
銀行業務のうちで、そこがはずせる形はできないものでしょうか?
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トヨタは、「トヨタ銀行」とも言われるように、従業員や関連企業への貸し出しを行っているはずです。投稿者 あっしら 日時 2004 年 7 月 30 日
>たとえばのお話ですが、トヨタという会社が、たくさんの利益をあげたと聞きますが、その利益を、銀行の業務として、低利子で(もしくは無利子で)貸し出すということは、もしできるとしたら、何か問題はあるのでしょうか?
銀行の“特権”は、預金を受け入れてそれを貸し出しなどの運用に使えることです。
個人が手持ちのお金をひとに貸すことができるように、トヨタも、確実に回収ができると考える相手に貸し出しをすることはできます。
(名目がない貸し出しや「信用」のない相手への貸し出しは、経営者が背任罪に問われることになります)
優良企業の多くがやっていることですが、トヨタも、従業員が住宅・自動車・進学などでまとまったお金が必要なときに、銀行よりも低い利率で貸し出しを行っているはずです。
(給料や退職金が担保だと思っているでしょう)
また、下請けやディーラーが設備投資などでまとまったお金を必要とするときは、ある部分を低利で貸し付けて、全額を銀行から借り入れるよりも金利負担が楽になるような優遇策をとっていると見ています。
相手には喜ばれ、自分は銀行預金よりも利回りがいいはずですから得になります。
相手の財務状況が悪くなく、トヨタにとって不可欠な存在なら、破綻することも破綻させることもないので、回収不能に陥ることはないはずです。
ただ、トヨタの1兆円という経常利益は膨大な額なので、そのような貸し付け程度では、使われない“余剰通貨”がGDPを縮小させる問題は解決できません。
トヨタの従業員の給与アップに使われたり、トヨタが銀行に預けているお金が貸し出しに使われるようになることが、日本経済が「デフレ不況」から脱するための必要条件です。
>下のスレで、最大多数の最大幸福さんとの話にも出たのですが、不労所得の最たるものは利息の取得だと考えております。
>銀行業務のうちで、そこがはずせる形はできないものでしょうか?
形式的には残すとしても、金融政策で実質的にははずことは可能です。
銀行員を金融業務従事者として考え、その人件費や活動条件(店舗やIT設備などの設備投資や営業経費)を賄う程度の“利息”収入にすることは、インフレ政策と金利政策で可能です。

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