「「道を歩んでいる」段階ではなく、もう既に「一線」を越えてしまっているのかもしれません:山崎 雅弘氏」
憲法・軍備・安全保障
https://twitter.com/mas__yamazaki
海外で学んだ経験や働いた経験があると、国家機密を漏らす恐れが高まる―。
10日施行の特定秘密保護法の制定過程で、同法を所管する内閣情報調査室(内調)がこうした考えを関係省庁に示し、学歴や職歴の調査が必要と強調していた(共同)
http://bit.ly/1yYZiUx
忖度の暴走。
「海外の学校や国内の外国人学校で教育を受けた経験、外国企業での勤務経験も挙げ『外国への特別な感情を醸成させる契機となる』『外国から働き掛けを受け、感化されやすい。秘密を自発的に漏えいする恐れが存在する』としている」
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思考が、戦前戦中と同じ種類の「独善」へと大きく傾いている。
国内で「教化」された価値判断とは違う尺度で、自分の行動を評価する機会が増えれば、スノーデン氏のような行動に出る可能性は高まる。
思考がガラパゴス化した人間は、そんなことはしない。
後者の人間だけで組織を固めれば、重要機密の漏洩が防げるのと同時に、内部の不正を告発する人間も排除できる。
国の中枢で仕事する人間を、国際基準を知らず、国内でしか通用しない価値判断基準で考える「均質化した日本人」だけにすることの「リスク」すら政府が認識できなくなっている。
逆に、日本以外の価値判断基準に触れた経験を「リスク」と捉えている。
発想があまりに前時代的で表現の言葉が見つからない。
「グローバル」という言葉はあらゆる場所で目にするが「ダイバーシティ(多様性)」という言葉は日本国内ではめったに見ない。
英語圏では、公益のために秘密を暴露する人間を指す「ホイッスルブロワー(警笛を吹く人)」という言葉もあるが、この言葉を知らない人間が、現政府には「理想」なのだろう。
現実よりも「こうであって欲しいと思う願望」を優先する「歴史修正主義」の思考で現実の政治を行うと、不都合な現実は「無いこと」とされ、そこに疑問を抱く者は「暗黙の同意を壊すリスク」と見なされて排除される。
75年前、この国はそういう「実験」を行い、誰も想像しなかったような結末を迎えた。
公務員ボーナス2ケタ増! 世界有数の赤字組織がアベノミクスの恩恵享受、おかしくないか(現代ビジネス)
http://bit.ly/12UXBwI
「特例措置の前提だったはずの、『東日本大震災への対処』も終わったわけではない。ましてや、『厳しい財政状況』はまったく改善していない」
「カネに色があるわけではない。増税分がそっくり公務員給与に回ったと見てもいいだろう」
「『このままでは財政が破綻する』と危機感を煽り、『消費税率は10%にしてもまだまだ不十分』だと増税を求める一方で、自分たちの給与や賞与を大きく増やすことに、後ろめたさを感じないのだろうか」
> 自民党の改憲案の97条削除ですが 「現在及び将来の国民に対し、侵すことのできない永久の権利として信託されたものである」 という文言が入っているのに、削除するって、法的に可能なんでしょうか?
> 日本は全体主義への道を歩んでいる
「外国留学や外国勤務の経験がある人間は信用できない」というのは、まさしく旧ソ連などの全体主義国家での秘密警察の人物評価基準です。
「道を歩んでいる」段階ではなく、もう既に「一線」を越えてしまっているのかもしれません。
「外国留学や外国勤務の経験がある人間は、そうでない人間よりも、秘密を漏らす可能性が高い、信用できない」という差別が、国の中枢で行われる。
この思考がさらに進めば、英語やフランス語などの「外国語を理解できる人間」が標的になる。
国民を信用しない政府は、こうして「知識人」を抹殺していく。
以前に大学の問題との関連で「物理的手段とは別の形式で行われる知識人虐殺」についてツイートした(
http://bit.ly/1AQ1M86 、
http://bit.ly/1vuR8OX 、
http://bit.ly/1G6j186 )が、同様の事態が、公務員の世界でも進行している。
> 世界史の教科書で勉強した昔のカンボジアなどの状況に日本がここまで近づいていることに、軽く衝撃を覚えます。
> ソ連と、それもスターリンの頃のソ連と全く同じ、とロシア人が言ってます。

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