晴耕雨読

淡々と日々の暮らしを立てるために働き続け、木々の緑、雨音、枯れ枝に架かる雪を密かに楽しむ。
老いては老いを楽しみ、若者の成長に目を細め、良い人生だったと感謝しつつ旅立つ。
こんな当たり前の人生が許されない世にはして欲しくありません。

 

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投稿者:豆かん
最後の行で少し弱気になられているようですが、私は全て小田嶋氏の仰る通りだと思います。と言い切れるのも実は仕事柄「(主に中高年の)消費者からの苦情」に直接触れる機会が多くありまして、そこから垣間見える日本的消費者志向がいかなる精神性に基づいているか、自分なりに幾らかは把握分析出来ているつもりだからです。

氏の仰るように「消費者としての権益を侵害されると怒り狂う」のは単に損得勘定の問題ではなく、客の側が商取引上の約束事に過ぎない一義的な権利を「普遍的な正義」にまで昇華させてしまったが故に起こる強烈な反動だと考えられます。お客様を蔑ろにする悪の企業に鉄槌を下さんとする不退転のその勇姿は、あたかも聖戦に燃えるイスラム過激派の戦士達を彷彿とさせます(笑)

いや笑い事ではないのですが、クレーマーの方々はその力と執念をなぜもっと大きな社会の不正や不条理に対して向けないのかと常々思うのです。チンケな企業の誇大広告で小銭を巻き上げられるよりも遥かに重大な損失を日々蒙っているはずなのに、彼等の怒りの矛先は小悪に留まり決して巨悪に向かう事が無い(その点では戦うべき相手が見えているイスラム過激派の方がまだマシかも)。
そうした現状を踏まえると「カネを払う側の優位」を是とする昨今の風潮は、権力が民衆に仕掛けたガス抜きの一環だという氏の見方も強ち間違いではないと思えますね。

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