本屋さんで、とんでもないものを立ち読みしてしまいました。
半世紀を経て、明らかにされた米英の諜報活動の真実。光文社から出ていますが、「日・米・英 諜報機関の太平洋戦争 初めて明らかになった極東支配をめぐる秘密工作活動」です。
コールマン情報の対日諜報工作のところは、本当だったんですね。トンでも情報じゃなかったんで安心。
日本の太平洋戦争が、「奴ら」の『グレート・ゲーム』の刺身のつま、おまけみたいなものだったなんて。オーマイブッダ。あっしらさんの言われていたことは、ほんまやったんですね。
ひょっとしたら、50年後、CIAの極秘工作が明らかになって、小泉がエージェント(本人は無自覚?)だったてことがあきらかになったりして・・・・・・・
100年後、日本という国家形態は存続しておるのでしょうか(いきなり大上段になってしまった)。「奴ら」の秘密工作の実態を知ってしまったあと、大いなる不安にかられました。
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対日戦争は、「グレート・ゲーム」のおまけっだた。半世紀後明らかになった米英諜報戦の驚愕の真実投稿者 ジャック・どんどん 日時 2003 年 8 月 13 日
別に、熱烈な愛国者でも、民族主義者でもないのですが、今、日本に必要なのは、国家反逆罪、スパイ罪をものともしないクールな諜報活動集団のような気がします。機密費流用して、ワインを飲んでるだけのお気楽極楽外務官僚では、なんだかなーーーーーーー。
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Re:山本五十六は何者だったのだろう投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 8 月 14 日
大日本帝国をめぐるゲームについては、「嵌められた日本」(馬野周二:ここでは評判悪い人みたいですが、本の内容は鋭い)が包括的なように思います。 満州事変以降の歴史を取り扱っています。
山本五十六以下の「海軍」に強い疑念を持っています。 この際書いてしまおう。
そろそろ危ないかな?
司馬遼太郎氏は陸軍の悪口が好きです。 確かに馬鹿みたいです。
だけど陸軍の謀略は泥臭いですね。 分かりやすいし、それほど疑念は覚えない(もちろんとんでもない悪事です)。
どうも私は海軍の方が怪しいという印象を払拭できません。
たこさんも、海軍=親英派=反戦イメージがフィクションであるという疑いを述べておられました。 そのとおりです。
真珠湾攻撃は海軍の作戦なんでしょう。 戦略的にはナンセンス以外の何者でもない。
これじゃ陸軍の方がずっと利口だ。
山本五十六氏は、カトリック信者で、昭和15年にローマ法王に謁見しています。
このときに「契約」してたりして。 このときに何を話し合ったのか。
ローマ法王庁は、18世紀まで魔女を惨殺していたんだよ。 怪しいことこのうえない。
カトリックの人には悪いが事実です。
右翼大物の児玉は、山本と仲がよかった。
戦前に航空機戦力に目をつけたのも児玉。
このあたりで山本と意気投合したようです。
山本は、真珠湾で航空機戦略の有効性を米国に教示し、米国の欧州への本格的参戦を促し、オンボロ艦船だけを撃沈した。
児玉は中国で悪事を働き、金を儲けた(児玉機関)。
特攻隊を案出したのも児玉だそうです。 このあたりにも航空機戦略思想の独創性があります。
特攻隊で多数の若者を見送った大西中将は自決されたが、児玉はそんな気は毛頭ない。
悲しいことですが、これでは、戦後、愛国者の方々が疑われるのも無理はありません。
児玉誉士夫は何者だったのだろう投稿者 エンセン 日時 2003 年 8 月 14 日
児玉誉士夫。この人物はどこから出てきて、こんな大物になったのでしょうか?
何年か前に少しだけ興味があって、ネット上で検索してみたのですが、よく分かりませんでした。
児玉誉士夫や笹川良一の出自や出世の仕方に、くだらない興味を持ってしまいます。
戦後の行動については少しは知っているのですが、どんな理由があって裏社会で出世できたんでしょうか。すみちゃん流の分かりやすい説明を聞きたいな。
彼らの時代の歴史に詳しい、すみちゃんが知っていることがあれば、暇な時にでも教えて下さい。
児玉誉士夫と笹川良一についての簡単なおさらい投稿者 すみちゃん 日時 2003 年 8 月 14 日
ちょこっと書きましょうか。 私は別に児玉氏、笹川氏自体は興味ないので、ありふれた話だろうと思います。 かなり前に読んだものです。
(児玉機関について)
笹川良一は国粋党総裁でした。 児玉機関とは、 国粋党総裁笹川良一の仲介で、海軍航空本部嘱託となった児玉が、1941年12月に海軍航空本部の依頼で、上海に設置した諜報(スパイ)機関です。
これは上海大厦(ブロードウェイ・マンション)にありました。
このホテルの最上階には、川島芳子(東洋のマタハリ)がすんでいました。
児玉機関は、銅、潤滑油、雲母、プラチナ等の軍需物資を海軍へ渡していたそうですが、軍の権威を利用し、大陸で拳銃強盗まがいの行為を行っていたといわれています。
日本軍が大陸から撤退するときに、児玉は、戦時中貯えていたダイヤ.プラチナなどの軍需物資を日本に持ちかえったそうです。ダイヤモンドで約5万2000カラットはあったといいます。当時の金額で約200億円(噂です)。
GHQの調査では450億円はあったとされています。
児玉は、昭和二十一年一月、戦争協力容疑で巣鴨プリズンに収容されてしまいます。 これは、「自首」なんです。 自分から喜んで入ったわけです。
GHQのスパイになることと、隠匿物資の一部を提供し、釈放されます。
この資金が、戦後の政党政治の立ち上げ時に利用され、これによって政界の黒幕となったようです。
(笹川)
かれは大阪府北部の豊能群の生まれで、戦前は飛行機に多大な興味を持っており,これで縁で海軍(山本)にとりいったようです。
特攻隊の発案者は児玉ではなく、彼だったようです。 間違ったみたい。 皆さん、ごめんなさい。
彼も巣鴨プリズンに喜んで入りました。
戦後の話は良いですね。
田中角栄にボートレース利権を剥奪されそうになった逆恨みから、米国のコーエンと協力して角栄を葬ったのは笹川だといわれています。
(どうやって出世したか)
戦前は航空機等の最新の軍需技術を研究する柔軟さを武器に「海軍」(山本五十六)に取り入り、「濡れ事」(諜報用語で汚い仕事のことです)を引き受けることで出世しました。
そして大陸で汚い仕事をやって蓄財し、戦後のドサクサに紛れて軍需物資を略奪したという疑いがあります。
戦後は、米軍に取り入り、犬となると共に、政界資金を拠出することで権力を保持しました。
ごく簡単な話ですね。
主要参考文献(最近、文系の本読まないので古いよ)
ヤクザ―ニッポン的犯罪地下帝国と右翼
ディビット E.カプラン (著), アレック・デュプロ (著), 松井 道男 (翻訳)
「国会タイムズ」の「笹川良一特集号」(これは変な出版社なので、簡単には入手できないかもしれません)。
「二人の首領」落合信彦 集英社文庫
8/6/6

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