「だって、マルクスはグローバリストの最たるものですから...」
その他
共産主義は死んだがマルクスは不滅だ(?)
> これは人民日報の記事ではない。英国のエコノミストの長大な論文である。私はくたびれて斜め読みしたが、
> 1.共産主義はマルクスの考えをゆがめたものであり、マルクスが生きていてソ連や中国をみたらぞっとするだろう
> 2.BBCの調査で19世紀で最も偉大な思想家はマルクスでアインシュタインをしのいだこと
> 3.マルクス経済学は死んでもマルクス思想は不滅である
> などが印象に残った。ちなみに記事を書いたのはあっしらさんではない(と思う)。知識があればもっと詳しく紹介したいが、興味ある方は英文を読んでいただきたい。実に意外な記事である、特にエコノミストのサイトで読むと。
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だって、マルクスはグローバリストの最たるものですから...投稿者 あっしら 日時 2002 年 12 月 20 日
奇妙な区分けをすれば、米英支配層は「グローバリスト右派」で、マルクス主義者(スターリニストは除外)は「グローバリスト左派」となります。
思想的に言えば、国家や地域に拘泥しないコスモポリタン意識を世界に普及したのはマルクスです。
率直に言えば、自由で民主的な結合体である“労働者評議会”が世界支配を行えるはずもなく、マルクス的世界政府ができたとしたとしても寡頭支配体制にならざるを得ません。
「グローバリスト右派」であれ、「グローバリスト左派」であれ、少数の支配層が世界を獲得するということでは同じです。
(現状を考えてもわかるように、寡頭支配が独裁政治だと意識されるわけではありません)
どちらの経由でも寡頭支配者の地位に就けると考える人であれば、マルクス主義を通じた「世界の獲得」もウェルカムでしょう。
陰謀論が指摘しているように、マルクスは、150年後(現在のこと)の「世界変革」がスムーズにできるよう露払いの役目を担っていたのかもしれません。
今後予測される「世界同時デフレ不況」のなかで“マルクス見直し”が沸き起こると密かに予測しています。
(産業は世界政府の所有になり、世界政府を支配する金融寡頭が利益をことごとく吸い上げるという共産主義システムができ、労働者もその実現に歓呼の声を送ったりして(笑))
このような世界では、平和が保たれ、“自由”も尊重され、政治も民主主義だと認識されることになるでしょう。
> 確かに、マルクスがグローバリズムの先駆者のようですが、僕などマルクスと聞くと労働者は資本家により搾取されているという部分を一番に思い出すのですが(つまりマルクス経済学)、マルクスの思想体系はそうしたアダム・スミス的資本主義批判をこえたある種の予言あるいは未来の先取りだったわけですか?

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