ケインズ主義は「近代経済システム」の“死期”を早めた への拍手コメントです。
2010/3/25 1:27
こんばんは。度々失礼致します。
新年度予算が成立したそうですね。
マスコミさんは相変わらず、政府は何もするな何もするなと騒いでいるようです。何かすれば金が動くので、何もするなと喚いているようなのですが、相変わらず不思議な人たちです。
予算が足りなければ、この連中から電波使用料をぶったくって、少しは足しにしたらどうかと思います。
話は違いますが、「
政府債務のデフォルト要因 − 債務はストックに依存し返済はフローに依存する −」に、「国債の利払いや償還ができなくなったときを思い浮かべると、政府が、個別企業に配当ができるほどの利益を許すとは思われません」とおっしゃることはそのとおりだろうと思います。自爆好きなお国柄なので、自分などの想像もつかないわけの判らないことをするかもしれませんが、予算が足りないのに、マスコミさんに電波使用料をサービスするほど、酔狂なのでしょうか。
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世間では、「大手新聞購読中止キャンペーンとNHK受信料契約解除推進キャンペーン期間」や、「マスコミの劣化を嘆き、購読中止続出」など、様々な動きがあるようですね。
晴耕雨読さんのご記事に登場する方々は、マスコミさんの論調に不審を抱かれて動いていらっしゃるようですが、あんまり世間にお金が回らないように動いてくれるんであれば、マスコミさんに払うお金でも詰めて、お米を買わなければなりませんから、経済的事情からもそのように動く人、いらっしゃるでしょうね。
「年間数万円のお金の節約になる」らしいよと家族に言ってみたら驚いていました。あまり自覚無く払っていることに驚きました。
切り詰めるのがあまり辛くない商品なんだろうなあと、ご記事を拝読して思います。
新聞やテレビを間に挟まないで、世間の人とどこまで話が出来るものなのか、やってみなければならないのでしょうね。
それが出来る相手も、案外いるのではないかと思います。まだマスコミさんにつきあっているので、偉そうな口は叩けないのですが。
それにしても、相変わらず「借金が借金が」の一点張りで、世間の貧乏人連中も、どこまで本気か知りませんが、「借金してまで子供手当てを出すな」とか、「将来につけを残すな」とかと言っているそうですね。
「将来につけ」も何も、もうすでに自分たちが過去のつけを払っているのに、今更何を言ってるんだかと思っていますが、最近、マスコミさんがどこかから拾ってくる貧乏人の「お金はいりません。私たちに出さないでください」と言っている科白が気に入らなくて、どうにも首を傾げています。
「子供手当て」というのも社会保障になるのでしょうが、どうも社会保障関連の話になると、「借金が」と言い出すので、まるで社会保障は借金によって出さなければいけないという合意が形成されているように思えます。
そういう発想しか出来ないから、「高齢者は社会のお荷物」というような言説が蔓延るんでしょうね。
人件費もコスト、社会保障もコストだったら、どうせ商売にならないのですから、「お前ら商売やめちまえ」と言いたくなってくるのですが、そろそろ商売止める気になっているんでしょうか。
それなら、人件費も社会保障も無くして、貧乏人には絶滅してもらって委細構わずという方針も頷けます。
手持ちのお金を後生大事に握って生きていけばいいのでしょうから、こちらとしては見送るしかありません。
「
『世界同時大不況』を歓呼の声で迎える人たち」は、とっくの昔に商売なんてやってはいないのでしょうけれども、「
寄生性と知的謀略」で「真似事の国際商人」と称される、「日本の国際商人(輸出優良企業)」も、そのつもりになってるんでしょうかね。
「そうなっても、“優良企業”経営者・国会議員・経済学者・経済評論家などは、これまでに蓄えた資産や代理支配者・御用学者・御用評論家としての収入で豊かな生活が維持できるはずです」から、いいのでしょうね。
多分「
責任のツケをダブルで国民に回し、自分たちだけは有能なフリができる条件をつくろうとしている財務省」も「代理支配者・御用学者・御用評論家」の中に入れるのでしょうね。やっていることが脳天気ですもの。
先が見えないから「欲ボケ」なのでしょうけれども、「経済的災厄の荒波をもろに受ける」程度の「圧倒的多数の勤労者であり、年金生活者であり、その家族」らしい連中が、「借金が」云々とやっているのを見ると、本当に「庶
民までが国家財政の破綻に怯えているのはマンガの世界」ですね。
「低中所得者負担増政策を拒否すれば、財務省官僚は、ちゃんとそれを受け止めたうえで新しい政策を立案し「国債サイクル」を維持します」とおっしゃっているのをうかがって、何とかの一つ覚えみたいに「お金いりません」なんて言って「低中所得者負担増政策」を受け入れていないで、財務官僚にもうちょっとまともな政策でも考えさせればいいのにと思います。
このところのマスコミさんの流す「借金が」の空念仏を聞いていると、「
どこにも存在しない「世論」を乱発するメディア「世論調査」報道の欺瞞」におっしゃる「世論調査の結果に基づき、これが世論だとしてマスコミが盛んに報道した「麻生人気」。自民党は結局、世論調査に完敗したのである」、「今の世論調査は、そのときどきの人々の反応を映し出しているだけに過ぎない。私はそれを「お返事世論」と呼んでいる」というような状態になっているのではないかというような気もします。
根拠はありませんが、これだけ「国の借金」に駆り立てられて、社会保障負担は重くなる、世帯あたりの所得は下がる、そんな十年を生きてきて、この期に及んでまだ、「国の借金」に震え上がっていれば何とかなると思っていたら、もう「マンガの世界」だと思います。
みんなが「マンガの世界」に安住しているのであれば、しょうがないのですけれど。
マスコミさんの空念仏が「政治の行方を左右」するようだと気に入りませんね。
何だか財務官僚も「結局、世論調査に完敗」するはめになるんじゃないかという気もします。どういう形になるかまでは判りませんけれども、「世論調査」に右往左往するうすらトンカチになってしまっているとすれば、色々な意味でかわいそうですね。
「
アホならまだ救いがあるが、わかっていてやっている売国奴だから救いがない」という口がそれなりにいるのでしょうから、あまり同情はしませんが。
自分は出くわしたことが無いので細かいことは知りませんが、街頭ででかいテレビカメラとでかいマイクを持った、三人から五人くらいの集団にいきなり行く手を阻まれて、「国債発行額が五十兆円になろうとする今年度予算を、どう思いますか?」なんて聞かれたら、どうやってこの場から生きて帰るかということに精を傾けますから、「借金はよくないですね」なんて答えても不思議ではないだろうとも思います。
マスコミさんの、千数百万円もらうために遊びでやってる時間つぶしに、真面目に考えて答えたり金払ってやったりする義理、ありませんものね。
それにしても、社会保障にせよ公共事業にせよ、政府が財政支出をするというと何とかの犬みたいに「ばら撒きだ」という連中が大手を振っているところを見ると、「『ケインズ主義』は厳然と生き残っているんだなあ、連中のおつむの中に」と思います。
「神の死を気にするということはその者の心に神は生きているということだ」というような話を聞いたことがあるのですが、「ケインズは死んだ」と言う連中の頭の中に、ケインズさんはしっかりと生きているんでしょうね。
「ばら撒き」批判者は、ある意味「ケインズ主義者」なのだろうと思います。
「ばら撒き」がどうして批判されるのかといえば、効果が高い領域に資本が投入されているかどうかということはあるとは思うのですが、このところ批判されていることになっている点は、政府債務の積上げですよね。
社会保障などに財政支出をすること自体を批判するのはどうかと思うのですが、連中、実質はそれをやっているように思います。
「国
際金融家(寄生者)には読んで欲しくないが:「近代」日本と今後の世界 下」でおっしゃるところの、
「今後の日本では、金がない老人が病気になったり動けなくなったら、早く死んで欲しいという政策が取られるようになるはずです。
(口先では長寿を語りながら、早く死ぬしかない政策をとります)
年金制度の崩壊と老人向け介護・医療の負担増は、多数の老人が早く死ぬしかないという状況をもたらします。
(介護や扶養に疲れて、親殺しや配偶者殺しに走る人もずっと増えるはずです)」
というお話を、地で行くようなことを見ているような気がします。「無駄遣い」だの「無駄を省け」だの「民営化」だのと、公的サービスを削減すれば社会保障の「財源」とやらが出来るような話ばかりをしているのを、よく聞きます。
やかましく「社会保障費5兆円」を喧伝しています。
そして、「貧乏人の相互扶助」に社会保障を押し付けようとして、今日も頑張っています。
国債の利払い費が税収の二割を越えそうですし、「利払い費が10兆円であれば、4年間のうち1年分の歳入まるまるが利払いに充当されることになります」という状況が、現実化しそうですね。
社会保障費などが増大することを目の敵にする輩は、多分、社会保障によって生計を立てることになる人々の支出による「有効需要」は歓迎するのでしょうね。
結局どこまでもお金は空から降ってくると思っているのでしょう。もうここまでくると信心です。
「
需要や利益の本源:政府債務増大のあまりにもバカバカしい構造 上」に、
「日本政府は、借金したお金を使って経済主体(銀行・企業や一部家計)を潤し、翌年もお金がないからと言って潤した経済主体からまたお金を借り、再び潤した経済主体のために使うというようなことを繰り返しています。
このような愚行は、潤した経済主体に支払う利息がどんどん膨れ上がることを意味します。
そして、政府は、利払いをなんとか続けるために、潤わなかった一般勤労者に公的負担の増加を求めるというとんでもない政策を拡大しています」
とおっしゃることを判った上で、確信犯的に、「借金したお金」を財政支出にあてる道以外の道を封鎖しているのではないかと思います。
「「地獄に飛び込むのか地獄にロープを伝って降りるのか」の選択肢しか見せない知的詐欺で、地獄に向かう以外の選択肢を隠すことで正当化しよう」としているのでしょう。「支配層のほとんどは地獄に向かう以外の選択肢を考えることもできませんが..(笑)」という状態なのでしょうけれども。
現在の日本経済は「デフレ」だと言われていますし、この十数年ずっとデフレです。
「“デフレ”は「
近代経済システム」が根っことして抱えている“宿痾”」におっしゃる、「生産性の上昇志向」と「通貨的“富”の蓄積」によって、「供給>需要」がもたらされ続けている状態がずっと続いているのですよね。
「
ケインズ主義的政策が「近代経済システム」の“死期”を早めたというのは、政府支出の拡大を通じて“歴史の先取り”を行ったことを意味します」、「“死期”というより、「定常状態」もしくは「歴史段階的均衡」と言ったり、「近代経済システム」とは異なる「現代経済システム」の揺籃期と言ったほうがふさわしいでしょう」とおっしゃるのを拝読し、日本経済について考えてみるにあたり、「
序章:「定常状態」あるいは「歴史段階的動態均衡」という経済状況」における、「「定常状態」に陥る現実的要因として、第1段階は“余剰通貨”の非資本化状況の拡大を考え、第2段階は間国民経済(国際)的利益が得られなく状況を想定している」とおっしゃることを、踏まえてみました。
すると、ケインズ主義は、「政府支出を通じた有効需要の増大を掲げたケインズ主義者は、有効需要の増大を、負担能力のある経済者主体や個人に対する増税ではなく、公的債務の積み上げで行った」、
「有効需要を増加させる原資をあるレベル以上の富裕者(中所得者以上)の貯蓄に求めながら、その返済を付加価値税(消費税)というかたちでその日暮らしの人々を含む国民総体に負担させている」のであって、
「国家の政策を通じた貧乏人から金持ちへの通貨の移転に他ならず、ストレートに需要減少効果を生みだしますから、ますます経済的苦境を深めるか、さらなる債務の増加をもたらすことになり」、
「ケインズ主義政策は、経済の拡大を望んでいるにも関わらず、自分自身(企業を含む)については減税を望んだり増税の先延ばしを期待する経済主体や人々にとってなんともありがたい道を開いたと言えます。
使うあてのない通貨が、徴税されるどころか、利息付きで返済される仕組みです」
から、結局のところ、「通貨的“富”の蓄積」を早める効果を持ち、かつ、経済活動は続きますから、「生産性の上昇志向」を緩和する働きもしなかったことになりますね。
「“余剰通貨”の非資本化状況の拡大」を許しながら「生産性の上昇志向」も止まることが無かったのだと思います。
なるほど、「延命策と見えるケインズ主義が、実は“自殺策”ではなかったのか」と問われれば、「自殺策」なのだと思います。
そして、国内的に「定常状態」を引き寄せる働きをしています。
「
デフレを打ち消す術を失いつつある「近代経済システム」」におっしゃるように、「眠っている通貨はあるのだから、徴税して財政支出に回すという選択肢はある」ので、この選択肢を取れば、ケインズ主義ではなく、まっとうな形で「有効需要」を顕在化させることが政策で出来るでしょうが、「借金が借金が」と言っているようでは、絶対に出来ないでしょう。
「直接的な財の供給活動に従事しない勤労者所得の増加」も、そうなればどれだけ楽かと思うのですが、財政政策をケインズ主義的なものしかないことにして排撃しているそぶりをしているようでは、絶対にするはずありませんよね。
「もう駄目だあ」と思います。
とりあえず、「
新型社会主義」以外のものが、今の人たちの中から呈示される可能性があるような気がしません。恐ろしい話です。
もうそろそろいい加減に、「
極東の今後再考/「第三次世界大戦」の可能性/“無利息貨幣”の世界経済 1」におっしゃるところの、「人類史上最後の激越な政治活動」が勃発するのではないかと思えます。
「価値観をめぐる政治闘争」ですから、とりあえず、近くの人間と話をしてみることから始めた方がいいのかな、などと思います。
いつもまとまりないことを申し上げまして、どうもすみません。

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