ムネオ日記より
2010年5月30日(日) 鈴 木 宗 男
朝からの報道番組は、どこも普天間飛行場移設問題である。
「県外」と言っていたがそれを実現できなかった鳩山首相に全ての責任があるかの様な、一方的議論にウンザリする。
過度な負担に喘(あえ)ぐ沖縄の思い、心を察する時、「県外」と言ってきた鳩山首相の判断は正しい。
しかし、時間的に5月末までに間に合わなかったということである。
2014年までの普天間飛行場移設は、何が何でもやらなくてはいけない。
そのために「県外」と言ってきたのであり、これからも「県外」を模索し、希求していくのだ。
今回の政府案で終わりではない。
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あわせて、色々の手続き等を考える時、県の許可、了解も必要であり、簡単に進んでいく様な生やさしい話ではないのだ。
もっと本質を良く知った上で議論してもらいたいものだ。
「県外」という言葉のみをとらえて批判するのは無責任である。
読者の皆さんも、冷静に普天間移設問題を考えてほしい。
16時14分、社民党が連立政権離脱を決定したとのニュース速報が入る。
社民党の決断であるが、政権を離れてこれからどの様な形で影響力を持っていくのか、民主党との各県選挙区における選挙協力はどうなるのか。
小沢幹事長の判断が大きなウェートを占めることになるだろう。
選挙協力まで否定すると、社民党は地方区での戦いはできなくなる。
懐の深い対応をしないと、まさに党の存亡に関わってくることだろう。
明日から政局になってくるだろう。
民主党参議院改選組の声がどう出てくるか。
政権に対する批判が大きくなると、流れを変えざるを得ないのか。
小沢幹事長の一挙手一投足に注目が集まることになる。
いずれにせよ、民主党政権に変わりはないが、どんな方向に向かっていくのか、しっかりアンテナを立てて、情報戦に負けない様にしていきたい。

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