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闇2

2018/9/20  22:37 | 投稿者: Author

(「闇」というタイトルの一つまえの手記で書いたように)闇に包まれた時代、そんなふうに思うようなときも一時はあった(大戦直後の混沌期には社会情勢や保証の遅れなどで惑星TMは荒れていたのである)。だが、大半のものは戦後に受け取った莫大な保証金で宇宙のあらゆる高級居住地域に飛び散り、そこで悠々自適の退役ライフを送っているというのが実態だ。闇に包まれたような事例はごく一部の限られたものだし、そもそも俺自身、そこそこは充実した退役ライフの中でたまたまそういうやつらの体験をVRシステムで疑似体感したから、そのときの雑感をこの手記に記録しておいただけにしかすぎない。



PS:
そういえばVRシステムを紹介してくれたサイボーグのおっさんはこう言っていたのを思い出した。
「よくそういう退役後の生活を第二の人生というような言い方をするだろ?俺はああいう言い方が好きじゃない。いくらそう自分で思い込んでみても事実の人生はすべて一つに繋がったものだし、その1回しかないものだろ?そういう言い方は自分を騙す方便さ。それともそいつはよっぽど前の人生を無かったことにしたいのかな?・・・大事なのは、もしそうだったとしても二つ目の人生を別物のようにでっちあげるより、前半の人生すら肯定できる今の時間を作ることじゃねえかな。俺はそう思う」このおっさんはしゃべりすぎだと思った。


もっとも、あまりにも退屈な生活に飽きて、元々の宇宙戦闘機パイロットの仕事に復帰しようと思ったが、これがなかなか職が見つからないというのは多少とも彼らに通じる現状だ。



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