男性がポッピンを吹き
その先にはガラスの膜が
ぷうぷうと魂を吹き込めば
夢の女が出来上がる
あなたがわたしの唇を吸い
ポッピンのガラス細工を作るかのように
愛を吹き込んで
わたしは夢の女になる
出会うまではパーマも知らなくて
シルバーのドレスも知らなかった
赤い口紅をつけて
胸とお尻はぷっくりと
あなたに出会った私は
ポッピンのガラス細工
ぷうぷうと女の形をなし
夢の女を演じる
わたし、あなたに愛されてるわたしが好き
※注 喜多川歌麿の絵・・「婦人人相十品」のなかに
「ポッピンを吹く女」という絵があります。
男性と出会って女性がきれいに
なっていく過程と、
喜多川歌麿の絵をひっかけた?詩を書きたくなったのです。
(実際は、たぶんポッピンでガラス細工はつくれない)
女性って、知らない間に好きな男性の「理想の女」を
演じているときってないですか。
女性も、男性に助けてもらわないとキレイになれないって
あるのだと思います。
普段「何もそんなに怒らなくても・・」ってくらい怒り狂ってる女子が
彼氏出来た途端まろやかな性格になるなんてよくあること・・

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