アンチ都会を表明すべく埼玉の川越とか所沢とかに買い物に行きました。
B系のファッションは取り立ててしない
絶対買うことはないってわかっているのに
なんか強烈な磁場にやられて
通りがかりのビルの一室のHIPHOPファッションのお店に入ろうとしたら
6畳くらいの店、客はおらず、
屈強な二人の黒人店員と目が合いました。
まさかそう来ると思いませんでした。
埼玉まで来てマンションの一室で気合の入ったブラザー2人と。
なんですかこのシュールな状況は。
即「間違えました!!」でドアをバタンと閉めたかったのですが
小心者なのか大胆野郎なのかわからないこの性格が
私の右手を制しました。
もちろん店内は本気のHIPHOPで 全部が5Lサイズくらいの服だけ
私が着るであろう服はビタ1着ありません。
それでもブラザーはヘイヨーリラックスウエアにドウダイガール
と無理やり売りつけてきます。
逆らったら殺される そう思いましたが前日から顔を洗っておらず
しかもジムで猛トレーニングしたあと
ウェアを着替えてコートの中身はパジャマ 当然スッピンで
要するに女性というより人間・失格だったのでまーいいかと
ふつうに聞き流していました。でもどう考えても買いたいものが一個もなかったので
「気楽に入ったんですけど あの、ちょっと・・・
思った以上に本気の店で・・・・」と言った。
そこから雑談になって
どこに住んでるかときいてくる。
○○という駅です というと
「ウンメイネ! ワタシ トナリノ エキデス」
知らねえよと思いましたが いかんせんここは
相手のシマなので(←旅慣れた奴だけが持つ感覚)
キグウデスネと返した。
仕事はなにかと聞かれ いろいろ・・・・・・
今日はすっぴんなので誰も信じてくれないと思うんですけど
役者とか・・・・・(小声で)たまーーーーーに
レースクイーンとか・・・・(もっと小声で)
ブラザーはわからないようでした。
「・・・・車・・・・レース はしる 横で 傘もって立つ」
「アー!ワカルセクシーナミズギキルデスネ?」
「ええソーデス 水着詰め物詰め物でチチボーン」
何言ってるんだわたしは。
相手がカタコトの日本語でしゃべると
こっちまでカタコトの日本語に・・
某レースで車のドリフトに興奮して胸の詰め物が飛んだことがある。
私の胸パッドも思わず・・・・ドリフト・・・したとは・・これいかに・・
って何自分のブログで露悪趣味・・・・・
客もいない静かな店内、
彼らはNYで買い付けをしているらしく
しばらくやけくそで黒人二人とアメリカ雑談してたんですけど
うち一人の黒人が外に出ました。
残りの一人が
「ワタシアナタトトモダチニナリタイデス
ケッコンシテマスカ?」
「いえ」
「デンワバンゴウオシエテクダサイ」
衝撃を受けました
またこの美醜の区別のつかないボケ外人は
「え・・・・・・・でも私・・・・・・・・・・・
スッピンだし。。昨日から顔洗ってないし
おまけにコートの下パジャマなんですけど・・・・・」
その価値観はちょっとおかしくないのかと聞いてしまいました。
次の瞬間
「カオジャナイヨ!!」
ブラザーは青筋立てて叫びました。
そう断言されるのも
この職としてうすらかにショックではあったのですが
「アナタスゴクハナシアウヨ!
(↑そんなに会話が噛み合ってるとは思わなかったが)
ハナシテテタノシイヨ!
ユカイダネ!
トッテモファニーダネ」
「全部同じ意味じゃないですか つまりバ・・・・・」
(ちなみにファニー という単語は アメリカ時代、いろんな人に
言われまくって 悪い気はしなかったのですが
「ファニー=バカって意味なのよ」ってアメリカ歴長い人に教えてもらった)
"モバイルホンはエージェンシーのものなので教えるのはcannotです"
動揺のあまりルー大柴のような言語で断りましたが
一番の疑問点はナンパではなくただの友達なろうのような気もするという点です。

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