ほむら「まどか、figma発売記念に相撲をとりましょう」 まどか「え?」 その他・萌える話

「まどか、私たちのfigma発売記念にお相撲とりましょう」

「え?」
「どうしちゃったの、ほむらちゃん……だいじょうぶ?」
「少なくとも美樹さやかよりは大丈夫よ。おかしくないわ」
「こんなの絶対おかしいよ!」

「いやほら、figmaだけじゃなくってまどかも魔法少女になっちゃったことだし、ね?」
(ほむらちゃん、わたしが魔法少女になることあんなに嫌がってたのに……ハッ、きっとほむらちゃんの心境が大きく変わったのかもしれない。ここは彼女の気持ちを汲んであげるべきだよね)

「いくわよ、まどか」
「え!? わたしまだ準備が……」
「はっけよい、のこった!」

「わわっ!」
(やったわ、がっぷり四つよ! ああまどかの香りが鼻腔をくすぐる! なんていい匂いこれはまどかのどの部分の匂いなのかしらもしかしたら脇の下かもしれないそうだったら彼女の香りはどんな香水よりも甘美で秀逸で嗅いだだけで)
「昇天してしまいそうだわあああ!!」

「うわわっ」
「わひょおおおお!!」

(いけない、興奮してつい投げてしまった。私は佐倉杏子のように好戦的ではないのに)
《ストンッ》

「ん?」
「……むんっ!!」

「まどか?」

「ナイアガラバスターーーッ!!」

《ゴキャッ》
「わああっ! ほむらちゃんごめん!」
「いや……ナイスよまどか。あなたは魔法少女じゃない。女子プロ期待の新人よ……」
「ほむらちゃん、しんじゃやだああああ」
「最期に、まどか……今の返し技は、どこで……」
「わかんない。とっさのことだから……ああ、なぜかふと、こんな言葉が思い浮かんだよ」
「それは、まさか……」
「円環の理、だよ」
−完−
