巷では実現性の低いものを「幻想」とか「妄想」といって罵る風潮がある。
一方、実現性が高いものには「構想」といい高くもてはやす風潮がある。
しかし、下記のことについてはどう考えるか?
北海道ちほく高原鉄道は、4月17日に開催された臨時株主総会で路線廃止が正式に決定された。今回の決定を受けて国土交通省へ事業廃止を届け出を行い、2006年4月をもって路線を廃止することとなる。
存続派の提案にもかかわらず、決議は「廃止やむなし」の2/3以上。その結果廃止は決まった。
ところが、その前の4月10日にその廃線跡地に高速道路を建設する計画が浮上したという。ホンマかいな?というような話である。
北見市で開催された自民党の政治資金パーティーで明らかになった話だが、具体的には国が建設する無料の新直轄道路を建設する
構想のようだ。
正直なんで?と思ったのも無理が無い話だ。北海道といえば道路公団の問題で車が通らない赤字区間があり問題だ、と言われている区間が多い。
そのような地域、しかもさらなる奥地である箇所に、「廃線止む無し」といわれた旧鉄道線に高速道路をつくる。
しかも無料で通れる。政治家の皆さん、
マイマネーでつくるのでしょうね?「え?税金?俺税金払うの止めるわ(無理だけど)。そんなのホンマ妄想じゃん・・・うそ、ほんと?まじ??」
と言いたくなるこの頃です。それなりの「力」で「無駄」なものをつくることを「構想」というのは、ある意味世間が「実写」化されて無い証拠ですか?ハットリ君?「ニンニン」。
ふるくてすんません
参考
銀河線跡に高速道構想(朝日新聞)
http://mytown.asahi.com/hokkaido/news01.asp?kiji=8527
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※DMVのことについてBNNさんから新たな記事が入った。
こちらにて参考にしていただきたい。

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