2010/9/24

等しいとダメな位置にあるアヴォイドノートな関係・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第百九十回目の今日は、先週の続きで「等しいとダメな位置にあるアヴォイドノートな関係」です。

先週までの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!

10月28日発売のニューアルバム『AXIS』の予約が各ネットショップで始まりました。

クリックすると元のサイズで表示します

■amazon.co.jp
■disk UNION
■山野楽器
■新星堂

他のサイトでも順次予約が始まります。どうぞご利用ください。

CD発売記念ライブ良い席のご予約はお早めに!

★11月4日(木)19:10- (3set) 2800円+オーダー
六本木『サテンドール』 予約03-3401-3080

★11月10日(水)20:00- (2set) 3500円
横浜『KAMOME』 予約045-622-5357

★11月12日(金)19:30- (2set) 3000円
青山・外苑前『Z-Imagine』 予約03-3796-6757

出演:赤松敏弘The NewQuartet
    赤松敏弘(ヴィブラフォン)佐藤浩一(ピアノ)澤田将弘(ベース)樋口広大(ds)
    ゲスト:井上信平(フルート)11/4のみ

プレ・リリース公演

★10月10日(日)14:20-15:20 横濱ジャズプロムナード2010 出演会場:ヨコハマNEWSハーバー
 出演:赤松敏弘The NewQuartet

★10月11日(祝・月)20:00- 22:00- 松山シュガービレッジ2010 出演会場:キーストン
 出演:赤松 + 渡部由紀(ピアノ)高橋直樹(ベース)河北洋平(ドラムス)

★10月15日(金)17:30-18:30 新宿・西新宿三井ビルコンサート
 出演:赤松敏弘(ビブラフォン)佐藤浩一(ピアノ)SUPER DUO

ライブ、イベントの詳細はコチラ→公式ホームページhttp://www.vibstation.com/

たくさんの御来場をお待ちしています。



先週からの続きになりますが、相性の良い音を選別しているといろんな法則が固まってくるのがおわかりでしょう。
綺麗に響く音と響かない音の扱い方を知らないと、インプロにチャレンジする時に「事故」を多発させてしまいます。

ハーモニーの縦軸と横軸を同時に繋いで行くトレーニングとして、コードスケールを固定レンジで演奏する事を先週のコード進行に従って検証してみましょう。

すると・・・・

コードとして響かない音、つまりアヴォイドノートの存在が浮上してくるわけです。

■私はコードスケールを全て“G”から始めようと思う

トレーニングとしてコードスケールを任意に決めた音からオクターブ上下するだけの単純な練習ですが、「G」から始めたくとも、3小節目のDMaj7では「G」はアヴォイドノートになってしまう。。。。

このような場合は「コードスケール上で一番近い音に置き換えてスタート」すると良いのです。

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この表現の「一番近い音」というのは、アヴォイドノートから半音の位置にある音、という事になります。
ここで一つのお約束が生まれますね。

・メロディーを始める音、及び終わる音にアヴォイドーノートは避けよう

今のところ必要なのは、コードスケールの中のどの音がアヴォイドノートであるのかを演奏しながら見極める事。
一つの曲の中を、特定の音域でコードスケールを繋いで演奏する事で、それぞれのコードサウンドが進行によってどの様に変化するのかを体感的に覚える事が出来ます。
それと同時に、コードとの関係が一番際立つ「最初の音」と「最後の音」からアヴォイドノートを排除するトレーニングが加わります。

■私は全てのコードを“D”から始めたいと思う

特定の音域でコードスケールをオクターブ上下させるだけで、コードの進行によって音の変化がどのように起こっているのかの体感。今度は「D」を始まりと終わりに据えて演奏してみましょう。

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最後の最後、B7(b9)でDの音がコードスケール上から消えます。
この時にチョイスは二つ。Dの付近にあるコードスケール上の音は「b9th=C」と「3rd=D#」。
「一番近い音」というお約束に従えば、ここは迷わずに「D#」を選択するわけです。

■向きによって異なるアヴォイドノートの解釈

今度は「私は“E”から全てのコードスケールを始めたい」と思って演奏してみましょう。

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おやおや?
順調に進んでいたのに6小節目のA7のところでアヴォイドノートを「踏んじゃいました」ね。
ちょうどターンした直後だったのでうかつにも・・・しまったぁ、、こりゃボツだぁ、、、

いえいえ、ちょっと待ってください。
今のサウンド、そんなに悪くなかったと思いませんか?

確かにコードの頭の音として「D」は不適切です。完全にコードの4th、つまりアヴォイドノートです。
しかし、その次の音との関係を見てみましょう。

ここは「D」→「C#」という具合に半音でコードトーンに進みますね。
半音でコードトーンに進む、というのは、随分前にココでも説明したアプローチノートとおなじ動きになりますね。
「短い時間で極力近い位置でコードトーンに解決する」というアプローチノートの原則と一致します。

だからA7のコードの頭なのにD→C#と八分音符で進むと、そんなに悪い響きにはならない。
そうなんです。この音の繋がりだとコードサウンドを邪魔する事なく、A7の中に「D」が溶け込めるのですね。

「半音」の結びつきが「全音」の結びつきとどのように異なるのか?

実際に例を出してみましょう。
コードを弾きながらこれらの動きがサウンドに与える影響を検証してみましょう。

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ほらね。
同じA7の中の「D」でも、しかも同じコードスケールであっても、向かう方向によってコードとの相性が変わってくるんです。

つまり、「半音」というのは、どれかに吸い寄せられて吸収、同化する性質があり、「全音」というのは他の音と等しい位置を与えられているので「それなりに主張」してしまう性質があります。

ペンタトニックなどは「全音」の性質を最も表わした音列で、ペンタトニック・リックなどはその安定した音の性質からコードネームを見て最初にサウンドに慣れる時の練習に使われるほどです。
しかしその安定さは逆にアヴォイドノートとなってしまった場合は命取りで、思いっきりコードのサウンドとぶつかります。これを「事故」と呼び、とかく最初はコレを避ける練習をしなければコード進行の中を自由に駆け巡れないのです。

コードスケールをコードの根音から始めると「あ、このスケールの四番目はアヴォイドノートだから要注意ね」とか警鐘を鳴らす事は出来るけれども、メロディーはいつもコードの根音から始まるわけではないので、ココで説明している「特定の音域」「任意の音から始める」コードスケールの練習をお薦めします。

それもこれも、ヴィブラフォンという楽器が、たまたま「F」からの3オクターブで出来ていたから普通のスケール練習を全部F或いはF#から始める事を高校の時に思い付いていたから気が付いた事なのです。


つづく。



■ニューアルバム『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)2010年10月28日発売

アコースティックなサウンド×緊密なグループ・インターアクション
過去と現在がシームレスに融合したジャズがここにある。[児山紀芳/ジャズ・ジャーナリスト]


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(VGDBRZ0044/3.000円税込)

赤松敏弘(ヴィブラフォン)佐藤浩一(ピアノ)澤田将弘(ベース)樋口広大(ドラムス)
guest:森川奈菜美(ヴォーカル)

発売元:(株)ベガ・ミュージックエンタテインメント 

下記サイトにて先行予約始まりました。(9/23現在)
■disk UNION
■amazon.co.jp
■山野楽器
■新星堂

同時に全国のCDショップでの予約も開始。
ネットショップはこの後タワレコやHMVなどでも順次予約開始。

コードスケールやペンタトニック・リックの解説など曲集とコード理論の基礎解説を合体!
本邦初のジャズマリンバ本・好評発売中!
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『レパートリーで学ぶジャズマリンバ&ヴィブラフォン/赤松著』(ヤマハ出版)

世界のヴィブラフォン奏者と素晴らしい音楽仲間へ直結!
■赤松敏弘MySpace

そして、コチラはオフィシャルサイト
■赤松敏弘Vibraphone Connection

掲示板に替わって登場、オフィシャルな(?)つぶやきTwitter
■赤松敏弘 Vibstation's Twitter

新しく追加のコミュニティー
■赤松敏弘facebook

auの方はコチラの赤松音源で
≪■着JAZZ!■取り放題≫
 カテゴリ(メニューリスト)>着うた>クラシック・ジャズ
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SoftBankの方はコチラの赤松音源で
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チェキラ!




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