2011/10/28

音楽的読唇術の展開・・・  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第二百三十六回目の今日はコード奏法編『音楽的読唇術の展開』というお話し。

ビブラフォンやマリンバは鍵盤を見ると固定ドの並びをしていますが、初期の段階でジャズのインプロを行う時は「頭の中と聴覚」は“相対音感”、つまり“移動ド的感覚”で、「視覚的には“固定ド的な配列”の鍵盤」からハーモニーの流れに沿ってメロディーを創作するという、一見矛盾した訓練を要するのでその辺りのヒントを書いています。

固定ドのままジャズ理論を学習して演奏を行っていると、徐々に頭の中が混乱してしまうので、早い段階で移動ドに触れておく必要があるのですね。

途中からの人は、2011年10月14日の『ツー・カーはインプロの方向付けと、実は音楽的読唇術の基礎なのだ・・・』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111014/archiveや、今年9月以降の金曜特集を経由してから読んでくださいね。

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!


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Mail kamome@yokohama-kamome.com
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さて、音楽での「ツー、カー」のお話し。
ここまでに説明した流れによって予測される音を共有する事。
これは文章で説明すると難しそうに見えますが、実際に譜例に従って音を出してみれば、自然と次に弾くべき音が予測出来たように気分になれます。

「音楽的読唇術」

そう、自分にもその才能があるかも、って思い始めている人も多いのではないでしょうか。
いいゾ!

ただ、音楽は魔法ではありませんから、必ず「タネ」があります。

ここまでの説明の元となっている譜例をもう一度よく見てください。

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(クリック、開いた画像をさらにクリックで拡大/以下同じ)

出発点となっている音から、着地点となっている音の音程を見ると、「三度」の音程に落ち着いていますね。(長・短を含む)
スタート地点がテンション・ノートから始まっていると、上手い具合に次のコードもテンション・ノートに落ち着いていたりもします。

ここで大切なのは、テンション・ノートを縦に見るとコード・サウンドに対してコードトーンよりもインパクトを放つサウンドですが、それぞれを横の繋がりとして見ると、ここで着地点として選んだ音は元々のキーのダイアトニック・スケール上の音を選んでいるわけなので、横の流れの中では特に強いインパクトとか「違和感」はありません。
インパクトや「違和感」の無いメロディーを弾いているのに、バックのサウンドが勝手にテンション感を高めてくれる、と書いたほうが適切でしょう。

これが「上手い音選び」のコツであると共に、共演者に対して「自分はこうするからねー」という意思表示(サイン)にもなるのです。

これまで多くのビブラフォンの生徒を見てきましたが、例え本人が「固定ド」であれ、「移動ド」であれ、ここまでに説明した事の確認として「オリジナル曲」を書かせると、その生徒の音感がどの程度まで成長したのかが一目瞭然に。

単純な事ですが、「良い耳」を持てば「良い音」をおのずと選べるようになります。
それを楽器の前で発揮すれば「インプロヴィゼーション」、譜面に向かって書き込めば「コンポジション」になります。
そのどちらであれ、「良い音」を選べる“耳”があれば、ソロや曲にも自然と説得力が増します。

例えばあなたのソロを聴いてた人が、「なんでこんなに普通の音ばかりなのに、どうしてあんな風にインパクトと説得力があるんだろう?」と、思ったら“しめたモノ”です。
あなたの演奏や曲が受け入れられ始めた証拠ですからね。

音楽が「時代の写し鏡」であるように、自分の曲は「自分の耳の写し鏡」なのです。
例え同じ音が聴こえていても、それがAmなのかDmなのかを判別出来ない内は、まだこの「耳」に達していない事になります。

フレーズとか知らなくても、「良い耳」があれば、そこにある音楽に一番相応しい演奏をするように身体が反応出来るわけです。それって、楽器でインプロをする者の基本ですね。
ルールや手法に頼って人前で音を出しちゃイケマセン。

でも、、、

訓練は別です。
ここを見ている人は、その訓練最中な人のはずです。(もちろんそうじゃ無い人も見ていいよー。笑)

その第一歩が、今回示している「次のメロディーの音を予測する」訓練なのです。

さあ、では、ひとつの形として先週までに譜例で出したようなメロディーや演奏中の分析方式が頭に入ったとして、少し応用に入りましょう。

ジャズを勉強している人の中には、自分が好きなジャズへの思い入れが強くて、それが理論の分野では「応用」の範囲の事とわかっていても、なかなかクールになれなくて「論理」や「法則」が頭に入らないで困っている人もいます。

少しでもそういう人の整理整頓に役立てばいいと思っているのですが。。

なので、僕はあまり「応用」についてもっともらしく説明はしません。
その一環として、初期の段階にはブルースについては触れません。
それぞれが現場で「ブルースというのはこういうものかな?」と予測しておくに留めます。

なぜならブルースを形成するブルーノート・スケールは、最初から「特殊」過ぎるからです。
ジャズを大きく発展させている要素にブルースの影響が大きい事はしっかりと認識した上で、あくまでも「基礎」よりも「応用」のエリアとして解説する事にしています。

で、

まだブルースには入りませんが、ここまでに説明が成された「応用」用法をこの場面に当てはめてみましょう。
基礎はしっかりと身につけないとダメですが、基礎ばかりでは「面白味」がありません。

そこで、「基礎」と「応用」の判別を失わない程度に・・・・(笑)。

■スタート音と目的音(一時的なメロディーの終着音)の間に装飾音を導入

[ダブル・クロマチックアプローチ]
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ダブルクロマチック・アプローチは単純に目的音(一時的なメロディーの終着音)から逆算して「二半音」の位置の音からスタートさせるだけで完了。それらが自動的に装飾音となります。

この場合はスタート音から三度の音程で下降した位置に目的音があるので「二半音上」の音が装飾音の入口となります。

同じコードの中での半音の動きは聴き手に一番インパクトを与えるものですが、二半音のように「同じコードの中で半音が連続」すると、これが実に地味に聴こえるから不思議。

こう覚えておくと良いでしょう。

・一半音→インパクト大
・二半音→インパクト半減
・三半音→なめらか
・四半音→あまり使うと「くどい」ので感心しない
・五半音→以下同じ

特に強調も何もしない場合は、です。

[ディレイド・リゾルヴ]
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目的音に対して半音の位置にある上下の音を、それぞれ時間差で目的音へと向かわせる手法。
この場合はスタート音から目的音に対して下降するイメージを持たせる為に、

半音上〜半音下→目的音

という流れを作ったが、

半音下〜半音上→目的音

という形でも良い。
ただ、音感的には半音上〜半音下→目的音の流れが「下降」をイメージさせるという事は自覚しておいてほしい。個人の音感に幅があっても良いが、「下降」というイメージを自分でどのように捉えられるかでお互いの感覚に違いが出て来るのを知っておこう。

自分が「下降」だと思ったら、相手は「上昇」と解釈したとしても音楽的には問題は無いが、その次が「何処へ行くのか」予測不能となる場合もあるので、常に耳を澄まして相手の動きを読む必要がある。

「ツー、カー、」っていろんな事が起こりながら、やがてそれらが「一つの応え」になって行くものなんです。
だから、まず「耳の訓練」は必須ですよ。

ほらほら、そこで「う〜ん。。」と唸ってるキミ!
どれがコードスケール上の音で、どれが単なる装飾音なのかちゃんと意識してから弾きなさいGOOD!


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