2012/4/20

音楽的読唇術:ブレないこと!余韻も含めて洗練されたヴィブラフォンやマリンバのインプロについて考える  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第二百五十八回目の今日はコード奏法編『音楽的読唇術:ブレないこと!余韻も含めて洗練されたヴィブラフォンやマリンバのインプロについて考える』というお話し。

途中からの人は、先週及び、昨年末の第二百四十三回の『続々・音楽的読唇術・インプロにおけるアッパーストラクチャートライアード的展開の考察』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111223/archive )と合わせて、2011年10月14日の『ツー・カーはインプロの方向付けと、実は音楽的読唇術の基礎なのだ・・・』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111014/archiveや、2011年9月以降の金曜特集を経由してから読んでくださいね。

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!

さて、

いよいよ来週に迫って来たので大告知から!



赤松敏弘meetsハクエイ・キムBand

今度は足利! 足利 meeting!!
ドラマー小山太郎プレゼンツでゴールデンウイークに登場!!

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赤松敏弘(vib)
ハクエイ・キム(p)
生沼邦夫(b)
小山太郎(ds)
ゲスト:小林啓一(vib)

赤松meetsハクエイの人気プログラムに加えて、北関東で活躍中のヴィブラフォン奏者小林啓一をゲストに迎え滅多に見れないツイン・ヴァイブのバトルなど、今回も見どころ満載の一夜!

只今絶賛発売中。★残席僅か! 御予約はお早目に!!

国指定史跡“足利学校”や“あしかがフラワーパーク”、“栗田美術館”などの観光名所に恵まれた足利観光( http://www.ashikaga-kankou.jp/ )と合わせてゴールデンウイークのお出掛プランに是非どうぞ!



さて、先週からの続き。

アントニオ・カルロス・ジョビンの人気曲“The Girl From Ipanema”のブリッヂを使って洗練されたインプロヴィせーションについて解説中。
途中からの人は先週から読んでくださいね。

ブリッヂはこんな感じのメロディーとコード。
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(クリック、開いた画像をさらにクリックで拡大/以下同じ)

先週はソロの「先読み」と「判断基準」+これまでに提唱している「知識」を総合的に活用しながらこんなソロを想定しました。(詳しい用法は先週解説済み)
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これはこれで良いソロなのですが、さらに精度を上げると、前半の8小節間のターゲット音の定め方に難点が浮上してきます。

現在想定しているターゲット音のラインは・・・

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一小節目を演奏している段階で三小節目のターゲット音を想定しながら演奏しましょう、という事でした。
冒頭の予測では短三度の上昇(m3 step up)でそれぞれのコードスケールを繋いで行けると判断したのですが、実際にはメロディーが各小節間を半拍で跨ぐ形のリズムで進行しています。
つまり、次の小節の頭の音が前の小節の最後に入る、というアンティシペーションの形で出来上がっているのですね。
そうなると、短三度で上昇するターゲット音でD7(#11)の時の“D”は前の小節のF#m7のb13thに該当し、アヴォイドノートになってしまうのです。
例えメロディーがアンティシペーションになっていなくてもこの部分の余韻は決して綺麗ではありません。

そこで、他の方法を探ってみると・・・

こんなターゲット音のラインが浮かんで来ました。

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山型なエッヂを描くラインになりますが、ちょうど短三度のインターバルを守ったままの等しい跳躍になるので違和感はないはずです。
押してもダメなら引いてみな、ではありませんが、上行だけが音の行き先ではありません。

また、先ほどのターゲット設定ではD7(#11)のところでroot(コードの根音)を狙っていたので他のコードの響きと比べるとやや甘い切り口に聴こえていた部分も自動的に解消されます。

さて、それでは新しくなったターゲット音を切っ掛けに、その後どんなメロディー・ラインが生れてくるでしょうか。
「余韻」にも配慮したメロディー・ラインの想像です。

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みなさんはどんなメロディーを想像しましたか?

さて、ここで緊急課題です。

解説の中でもサウンド、響きに関しての「自由度」がこれからどんどん増して来ます。
音楽的読唇術とタイトルしているくらいですから、「次の音」を予測する訓練でもあります。
再確認も込めてここで基本的な音程感覚の検証を行っておきましょう。

■固定ドの人の為の移動ド感覚検証

この解説の初期の段階で、何度も伝えたのが「ほとんどの音楽は移動ドと相対音感で出来ている」という事でした。コードの勉強を始めるにあたって、固定ドの人は苦労覚悟で移動ドの練習を推奨しました。
徐々にコードに慣れて来て、ソロの一つも出来そうな雰囲気になっている現段階。

そこで、改めて自分の移動ド感覚、相対音感度をチェックしてみましょう。

固定ド、特に絶対音感のある人は、ここで解説している譜例を固定ドのまま読んで理解しようとする傾向があるのですが、調性のある音楽は殆どが移動ドで、音感的には相対音感を求められます。
固定された「音」をピット(点)とすれば、即興演奏では「常に点と点を結ぶ縦の響き」、つまり音程感覚(インターバル)がコード進行と連動して動くので、自分が弾いた音がコードの中のどの位置にあるのかに慣れるまで時間がかかるのです。ですから、調性の動きの中で一時的に方向音痴になってしまう事も少なくないのです。

もちろん移動ドの人は逆に「自分の頭に浮かぶソロの音が楽器のどの位置の音であるのか」を正確に予測しなければなりません。その為には聴音などを進んで行って音の整合性を高める必要性があります。

今解説している曲がFメジャーのキー(調)なのでそのままの調号で考えてみましょう。
音楽教育の段階で、なんでもKey of C(C dur)で説明するところに実はこの問題の大きな欠陥要因があるのです。だって、Cじゃ固定ドも移動ドも同じですからね。

こんな問題を解く内に、その欠陥に気付いてくれるといいですね。

[問題]
つぎの各小節のコードスケールに階名を記入してみましょう。
階名はカタカナではなくトニック・ソルファ(do.re.mi・・・・・等のアルファベット名)を使う事とします。
それぞれのコードはダイアトニック・スケール・コードです。

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まず、これだけで考えてみてください。

どうしてもわからない場合は次のヒントを見ながら考えてみましょう。

(ヒント)
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回答は次週の金曜ブログで!!

さぁ、頑張れ!!



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『2011年ベスト・ライブ(動画)』公開中!


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

・当日のセットリストは以下の通り

[1st set]

1.Trisoniqe......(by Hakuei Kim)
2..White Forest......(by Hakuei Kim)
3.Sound of Focus.....(by Toshihiro Akamatsu)
4.[duet] Newtown......(by Hakuei Kim)
5.Ruby, My Dear.....(arr Toshihiro Akamatsu)
6.Axis.....(by Toshihiro Akamatsu)

[2nd set]

1.The Gleaner.......(by Toshihiro.Akamatsu)
2.[Tribute to 1964's Miles]......So What
3.[Tribute to 1964's Miles]......Stella by Starlight

4.[Tribute to 1964's Miles]......Walkin'
5.[duet] Silent Butler.....(by Toshihiro Akamatsu)
6.Kuala Lumpur......(by Hakuei Kim)

[Encore]

1.Dear Old Stockholm
2.O Grande Amor

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

・セットリストの赤文字の演奏をアップしています。
・動画は従来通りMySpace版と、プラグインの関係でMySpaceビデオがご覧になれなかった人向けにYouTube版もアップしています。
・MySpace版YouTUbe版とも、どちらも同じ内容です。


[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




[MySpace版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部1曲目



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]






ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




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どうぞご利用ください。

CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

クリックすると元のサイズで表示します→CDショートレビュー


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新しく追加のコミュニティー
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