2012/5/25

音楽的読唇術:続・洗練されたヴァイブやマリンバのインプロ-sing me softly of the blues  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第二百六十三回目の今日はコード奏法編『音楽的読唇術:続・洗練されたヴァイブやマリンバのインプロ-sing me softly of the blues』というお話し。

途中からの人は、先週の『音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロ-sing me softly of the blues』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20120518/archive )から呼んでくださいね。

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!



まずはお知らせから。
昨年秋のジャズフェスティバル『横濱ジャズプロムナード2011』に出演したステージのテレビ放映です。

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赤松敏弘(vib)道下和彦(g)ユキ・アリマサ(p)TWIN DUO×TRIO @ 横濱ジャズプロムナード2011

ギターの道下くんとはこの時が十数年ぶりのリユニオン。1991年にBMGファンハウスのアルバムでデビューしたデュオの再会。そしてピアノのアリマサくんとも横濱ジャズプロムナードは三年振りの出演。
このところ若手メンバーでの出演が続いていたので、久しぶりにバークリー時代の同窓で打ち解けたメンバーでの演奏のせいか、この日はやたらと笑顔の連続。

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いやはや、どの写真もこんなに笑顔だらけというのも珍しい・・・(笑)

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演奏もそれぞれが自由に駆け巡れるツワモノ揃いなのでインタープレイの続出。
もちろんこの日限りのスペシャル・プログラムだったのでハプニングも続出。
それが面白くて、まぁ、とにかく観てのお楽しみ!

【放送日程】
横浜ケーブルビジョン(YCV情報チャンネル)http://www.catv-yokohama.ne.jp/catv/ycv_infochannel_list/
・期間/5月28日(月)〜6月3日(日)
・YCV情報チャンネル-1ch 午後1時〜(月〜金)地デジ101ch
・YCV情報チャンネル-1ch 午前1時〜(月〜日)地デジ101ch
・YCV情報チャンネル-2ch 午後4時〜(月〜日)地デジ102ch

ケーブルシティ横浜(MMコミュニティチャンネル)http://www.ccy.or.jp/comm_ch02.html
・期間/5月30日(水)〜6月5日(火)
・毎日/午前10時〜、午後1時〜、午後6時〜、午後10時〜、

各60分。

要するに今月末から来月頭にかけては、横浜のケーブルテレビで頻繁に放映される、という事です。
視聴エリアのみなさん、どうぞお楽しみに!

ちなみに東京では観れないので誰かコピーしてちょーだいな!(笑)
滅多に揃わない三人の共演だったので。

今年の横濱ジャズプロムナード2012もお楽しみに!





ブルース、ブルーノートについて解説中。

僕がブルースに触れるのは珍しいかもしれないけど、ハーモニーとコードスケールを軸として演奏して来た身には、ブルースやブルーノートというものはまるで「異次元」の空間のよう。
あくまでもそれらとは切り離して解釈しないと頭の中がパニックになってしまうのです。

「え〜? ジャズの原点はブルースじゃないの?」

そうおっしゃる人もいるでしょうが、そうじゃない人間も実はたくさんいるのですよ。
なので前回と今回で、その橋渡し的な解説を臨時に組み込みました。

音楽を語る時に感情抜きには何も語れないでしょう。
情操に訴えかける音の印象、それは人それぞれの感性によって様々に解釈されるものです。
物体ではない音について「ひとつの見解」で集約するほうが無理だと言えるでしょう。

その物体ではない音楽が、世界中で趣向され、伝承されている背景には統計学的な「反応論」とでも呼ぶべき「方程式」がいくつかあるのも事実。

西洋音楽、東洋音楽、それぞれに方程式があります。

たぶん、僕らの耳は西洋音楽的な訓練を経てなにがしかを表現している事になるのですが、完全な西洋音楽にはなりません。日常のしきたりや感覚に東洋が生き残っているからです。
でも、それがジャズなどの音楽で自己表現する場合に何よりも大切なのです。

「無いもの」、「他に無いものを持つ」、というシチュエーションこそが、自分らしい音楽表現へと繋がるわけで、西洋人とクリソツな東洋人なんかは誰も欲していないのです。

さて、そうなるとブルースやブルーノートという音、これは東洋人の潜在的な意識の中には存在しないエリアのものなのですね。
先週、ジャズで初顔合わせの時に「取りあえずブルースでも・・・」というのはとってもブルースを愛する人に対して失礼だと述べましたが、西洋音楽の方程式でも、東洋音楽の方程式でもないところに存在するものだと言う事を忘れてはいけません。

さっきの「無いもの」、「他に無いものを持つ」というシチュエーションの逆から発想すると、「似たもの」、「他とよく似たものを持つ」というのは、異文化への接近方法としてなかなか正論ではないかと思うのです。

また、「似たもの」を見つけると、ついつい警戒心を置き去りにして時々勝手な解釈にまで及んでしまい、本論が見えなくなったり、混乱したりする場合があります。

僕はブルースというモノをどのように解釈すればいいか随分と悩んだ類の人間です。
自分の中には、そういう音像が無かったからです。

なので、普通のブルースの解釈や解説では自分を納得させる事が出来ませんでした。
しかし、仕事として演奏するようになると、どうしてもブルースを演奏するシーンに遭遇してしまいます。

「ブルース、基本だもん!」みたいな・・・

ハーモニーとコードスケールを軸として育った人間には例外だらけにしか聞こえなかったのですね。

そこで、ここでその「温度差」を解説しながらブルースに少しでもチャレンジする気をアドバイスしよう、と。

■自分の中で理解出来る範囲のブルーノート・スケールを軸にすべし

先週掲出したベーシックな12小節のブルースを軸に考えてみましょう。

ブルースの説明で中途半端な説明が多いのは昔から。
先にサウンドありき、でみんな説明したがるからこういう事になるんじゃないかと。

もう一度電脳辞典に掲出されていたブルーノート・スケールの解釈を。

・メジャー・スケール(長音階)に、その第3音、第5音、第7音を半音下げた音を加えて用いるもの、
・もしくはマイナー・ペンタトニック・スケールに♭5の音を加えたものである。
・特に、♭5の音をブルー・ノートと呼ぶ。

まず「下げる」という表現がおかしい。
下げたら元の音はなくなる。しかし実際にはなくならない。

マイナーペンタトニックスケールにb5thを加えたもの、、、、これもメジャーのブルース、そしてブルーノートスケールの説明になっていない。マイナーはあくまでもマイナー、短調の事なのだから。

b5thの音をブルーノートと呼ぶ、、、、なぜ、という理由がない。

これらの説明ではとうてい納得できるはずがないので、少し「似たもの」に置き換えてこれらの説明を取り込んでみた。

まず「下がる」というのは間違いで「付け足す」と解釈しよう。
すると「下がる」と示された音程は長音程が二つ、完全音程が一つ。
つまり二つの短音程と一つの減音程が加わるという風に思っていい。

マイナーペンタトニックスケールにb5thを加えたもの、というのは先週マイナーペンタトニックと平行調の関係にあるメジャー・ペンタトニックスケールで解釈する事を薦めた。
これによってこの説明でブルーノートと指定されていた音は#9thである事がわかったはずだ。

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(クリック、開いた画像をさらにクリックで拡大/以下同じ)

最後のb5thの音をブルーノートと呼ぶ、というのは「下げる」説明の音と一致し、なおかつ5thは残すのでこれはテンションと解釈して#11thとすれば理解しやすい。

ここまでの事を譜例にしてまとめてみよう。
きっと理解できるはずだ。

上の譜例の続きと思って見てほしい。

マイナー・ペンタトニック・スケールのb5thは平行調のメジャー・ペンタトニック・スケールで解釈するとテンションの#9thとなる。
第七音を半音「下げる」のもブルーノートと言われる。
ならばペンタトニック・スケールにこれらの音を足してみるといい。

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さらに電脳辞典で述べられているb5thをテンション#11thとして加え、この調(F Major)のスケールに当てはめるとドミナント系コードで必須となる4th、さらに本来の調音階に存在する7thが加わる。

すると、F Major Scale に ブルーノートを足した音階が出来る。

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(= Blue note)

ブルースに於いて、絶対的支配を持つのはブルーノートだ。これがなければブルースは存在しないと言ってもいい。
先週、一つのブルーノート、、二つのペンタトニック音でシンプルなブルースを作った。
ブルーノート以外は極力該当するコードのアヴォイドノートにならないよう、細心の注意を払いながら。

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最初から複数のブルーノートを含んだメロディーを受け入れるのは抵抗があるものだ。どうしてもハーモニーから逸脱した響きを取り込むのだから。
なので絶対的支配の最も強い#9thだけを使って、あとはコード・サウンドに溶け込めるペンタトニック音を選ぶ事で、この「特殊」な音楽の仕組みを理解出来るのではないかと思う。あくまでもキーのF Major上の#9thだ。

新たに解説したF Major scale + blue note の音階上にある音を使って、先週のSimple A Bluesに「合いの手」と呼ぶべきメロディーを加えてみよう。きっとブルーノートの意味がわかるはず。

原則は単純。
ブルーノート以外はアヴォイドノートとならない音を選ぶ、それだけだ。

題してSimple A' Blues。

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ブルースが難しいのは、ブルーノートという例外的な音を加えた音階で出来ている為だ。
しかし、その原理をちゃんと理解すれば、決して感覚だけで作られているのではなく、ちゃんとブルースなりの方程式が存在する。

もしも最初からブルースという音楽を“鵜呑み”に出来ない人がいたとしたら、僕と同じように音を分類分けして「絶対支配音=ブルーノート」とそれ以外の音に使い分けると演奏のヒントになると思う。
そして最初は、まず自分でメロディーを五線紙に書いてみる事だ。
初期の段階で耳だけでは着いて行けない場合でも、視覚的にチェック出来るとブルースに対する自分の軸が見つかるはずだ。

ちなみに・・・・

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このの部分のように、昔ブルースを解析していた時に、僕はブルースの一つの解釈にディミニッシュ・サウンドというキーワードを見つける事も出来た。

自分でブルースらしいブルースが書けるようになれば、きっとブルースへのトラウマは解消されているはず。
演奏しながら悩むよりも、作曲しながら試したほうが早い、という人も多いんですよ。

まずは、極力シンプルでカッコいいブルースを書いてみよう!



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『BEST LIVE 2011(動画)』公開中!


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

・当日のセットリストは以下の通り

[1st set]

1.Trisoniqe......(by Hakuei Kim)
2..White Forest......(by Hakuei Kim)
3.Sound of Focus.....(by Toshihiro Akamatsu)
4.[duet] Newtown......(by Hakuei Kim)
5.Ruby, My Dear.....(arr Toshihiro Akamatsu)
6.Axis.....(by Toshihiro Akamatsu)

[2nd set]

1.The Gleaner.......(by Toshihiro.Akamatsu)
2.[Tribute to 1964's Miles]......So What
3.[Tribute to 1964's Miles]......Stella by Starlight

4.[Tribute to 1964's Miles]......Walkin'
5.[duet] Silent Butler.....(by Toshihiro Akamatsu)
6.Kuala Lumpur......(by Hakuei Kim)

[Encore]

1.Dear Old Stockholm
2.O Grande Amor

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

・セットリストの赤文字の演奏をアップしています。
・動画は従来通りMySpace版と、プラグインの関係でMySpaceビデオがご覧になれなかった人向けにYouTube版もアップしています。
・MySpace版YouTUbe版とも、どちらも同じ内容です。


[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




[MySpace版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部1曲目



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]






ガンバレ東北!

がんばろうニッポン!




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CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

クリックすると元のサイズで表示します→CDショートレビュー


【動画】と【試聴】世界のヴィブラフォン奏者と素晴らしい音楽仲間へ直結!
■赤松敏弘MySpace

そして、コチラはオフィシャルサイト
■赤松敏弘Vibraphone Connection

掲示板に替わって登場、オフィシャルな(?)つぶやきTwitter
■赤松敏弘 Vibstation's Twitter

新しく追加のコミュニティー
■赤松敏弘facebook

auの方はコチラの赤松音源で
≪■着JAZZ!■取り放題≫
 カテゴリ(メニューリスト)>着うた>クラシック・ジャズ
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≪着JAZZ!≫
 メニューリスト>着うた・ビデオ・メロディ>着うた>Jazz・クラシック・ワールド
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≪着JAZZ!フル≫ メニューリスト>着うたフル>洋楽・Rock・Club
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