2012/7/6

音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロを考える-セカンダリードミナントの連鎖  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第二百六十九回目の今日はコード奏法編『音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロを考える-セカンダリードミナントの連鎖』というお話し。

途中からの人は先週の『音楽的読唇術:洗練されたヴァイブやマリンバのインプロを考える-セカンダリードミナントの打破』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20120629/archive )から読んでくださいね。意味わかりませんよ(笑)

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!



先週の最後に掲出した冒頭の6小節を置き換えた例を元のセカンダリー・ドミナントに戻して表わすと、こうなります。

ここではAセクション全体を示してみます。

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(クリック、開いた画像をさらにクリックで拡大/以下同じ)

マイナー・セブンスコードへの進行(先週の譜例の他、この譜例の6〜7、11〜12小節目のC7→Fm7)と比べると遥かに強い(ストロングな)コードの連携に変化するのがおわかりでしょう。セカンダリー・ドミナントを使う理由はそこにあります。


今回のケースは、メロディーが不明、コードネームと調号のみのヒントからソロ(アドリブ)を導き出す用法。
それぞれのコードスケールを判定する前に演奏をスタートしなければなりません。
そこで先週のようにドミナント・コードだけの繋がりの中で、いち早く「ダミー」を見破る例を挙げたのですが、実際にはまだ確証のないままに演奏は進んでいます。(仕事の場合進めなくてはならない)

そんな時にどのような救いの手があるのだろうか・・・?

その一つにはトライトーンを軸とするガイドラインがあります。

コードのrootと5thは他のパート(主にベースなど低音域の楽器)が担当しているケースが多く、それらの音を重ねるのは極力避けるべきです。
そこで、これまでヴィブラフォンやマリンバで必ずカンピング(Comping=コードによる即興的なリズムとヴォイシングを伴う伴奏)の左手の基礎(4マレットの場合)として弾いていたトライトーンをメロディーのガイドとするのです。

これなら単純なラインが生れるので、それに対してこれまでココで教えて来た様々なアプローチを施す事によって「初見ながらコード進行から大きく逸脱する事なく」ソロを進める事が可能となります。

原則ながら、ソロで使える音域を決めておきましょう。
あまり音域が低いと低音域の楽器と干渉してしまう為、さらにあまり高音域であってもコード・サウンドとの兼ね合いを探る事が不可能。
程よい音程の中で最初は様々な転回なども練習する必要性があります。

【ソロとして使う音域】
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では、この音域の中を、まずトライトーンを軸として、日常的にどのような訓練を行っておく必要があるかについて書きます。

■コードに対して一つのトライトーンを一方向に結ぶ練習

コードの並びに沿って、トライトーンを1つ選択し、一定の方向に並べて演奏する訓練。
ソロとして使う音域を超えそうな場合は反転した方向へとシフトします。
尚、小節にコードが1個の場合は流れをそのままに(この場合は二分音符)トライトーンを転回してラインの流れをキープしてください。

練習のコツは、いつも違う音域から違う方向にスタートする事で、コードを見ながら演奏する訓練になります。

いつも同じ音から同じ方向にスタートしているとコードネームから読みとったトライトーンを弾いているのではなく、前になぞった音を単に鳴らしているだけになります。音楽の専門教育を受けた人は特に要注意です。

では、こんな感じで演奏するのを参考に、自分のバリエーションを考えてください。

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とっても簡単。

じゃあね、今度は同じテンポで一つのコードに対してトライトーンを二つに増やしてみてください。

はい。

さっきが簡単だったのだから、今度も大丈夫でしょう。

■一つのコードに対して二つのトライトーンを一方向に結ぶ練習

では、さっきと同じテンポですよ!

尚、小節にコードが1個の場合は流れをそのままに(この場合は四分音符)トライトーンを転回してラインの流れをキープしてください。

ではやってみましょう。

せ〜の〜!

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ハハハッ、

@@;;

目が回った人もいるんじゃないでしょうか。
でも、この練習、どんな時でもコードに動じない度胸を養いますから、今、自分の手元にあるコード譜を使ってすぐに練習してみてください。

もちろん、最初の優しいヤツから。(笑)

コードネームに7thが記載されていない場合は、自力で7thなのかb7thなのか割り出してみましょう。
それくらいのコード分析は、この金曜ブログを愛読すればスラスラとわかる風になってるハズですよ〜。

(以下次回)



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2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

・当日のセットリストは以下の通り

[1st set]

1.Trisoniqe......(by Hakuei Kim)
2..White Forest......(by Hakuei Kim)
3.Sound of Focus.....(by Toshihiro Akamatsu)
4.[duet] Newtown......(by Hakuei Kim)
5.Ruby, My Dear.....(arr Toshihiro Akamatsu)
6.Axis.....(by Toshihiro Akamatsu)

[2nd set]

1.The Gleaner.......(by Toshihiro.Akamatsu)
2.[Tribute to 1964's Miles]......So What
3.[Tribute to 1964's Miles]......Stella by Starlight

4.[Tribute to 1964's Miles]......Walkin'
5.[duet] Silent Butler.....(by Toshihiro Akamatsu)
6.Kuala Lumpur......(by Hakuei Kim)

[Encore]

1.Dear Old Stockholm
2.O Grande Amor

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

・セットリストの赤文字の演奏をアップしています。
・動画は従来通りMySpace版と、プラグインの関係でMySpaceビデオがご覧になれなかった人向けにYouTube版もアップしています。
・MySpace版YouTUbe版とも、どちらも同じ内容です。


[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




[MySpace版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部1曲目



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]






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CDレビュー→http://www.jazzpage.net/rireki/cd/akamatsu_axis.html

CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

CDレビュー→http://artist.cdjournal.com/d/axis/4110091003

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