2013/2/27
賛否両論!バナナクリーム 水曜:これは好物!
賛否両論と言っても、東京駅グランスタの「ニッポンの駅弁」で売られている駅弁“賛否両論”ではないのであしからず。そちらはまた後日に。
何気に昨日( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20130226/archive )からの続きです〜。
週末、松山「キーストン・パー」でゲリラ的に開催された“おかやまフェア”。
キーストン二代目マスターの石原くんの出身地が岡山県という事と、この日がこの店に勤務して5年目で見事に卒業(大学も無事に卒業)する松尾くんの壮行イベントも兼ねて。
そこで僕が持ち寄ったのが、前々から岡山県民に問いたかったバナナクリームの事。
なぜ、岡山県民のみなさんは、あんなにバナナクリームに夢中なのに口外しないのだろう・・・・?
そもそも、バナナクリームとか何か?
もちろん一般域には流通しているものの、岡山県民のみなさんが連想しているバナナクリームとはちょっと違う。
一般のものは、当たり前にバナナクリームなんだけど、岡山県民の皆さんが思うバナナクリームは、この店で販売しているものに限定される。

岡山・木村屋 http://www.okayama-kimuraya.co.jp/
あれ? っと思う人もいるでしょう。
はい。東京の銀座・木村屋総本店と同じ名前ながらトレードマークがちょっとちがう。
それもそのはず、この岡山キムラヤは東京の木村屋の暖簾分けを受けた別会社。

岡山県下のいたる所にこの黄色いテントのキムラヤがあり、パンと言ったら真っ先に「黄色のキムラヤ」が岡山の人なら浮かぶはず。
僕がこの岡山キムラヤの存在を知ったのは自分が岡山の作陽学園高校の音楽科に入って寮生活をする遥か前、まだ瀬戸大橋が開通する前の時代の事で、松山から予讃本線で宇高連絡船に乗り継ぐために高松を目指すと、終点高松到着寸前の車両基地の手前にある大きなカーブのところに「岡山木村屋」と看板を掲げた工場があったから。
そして乗り込んだ宇高連絡船の二階の展望室でコーヒーやお土産に並んで「サンドウィッチ」も売られていて、子供の頃「サンドウィッチ好き」だった僕は乗船している一時間の間におやつとして食べていた。そこでナプキンにこの木に丸の岡山キムラヤの青いマークが脳裏に焼き付いていたという寸法。
もちろんその後、高校になって岡山県で暮らすようになると、これが当たり前になったのは言うまでも無い。
で、
岡山キムラヤに行くと、二つ不思議な光景があるんだ。
一つはこの「バナナクリーム」の透明容器入りのパックが店頭でうず高く積み上げられて販売されている事。
他の県のパン屋なら、まず手作りジャムとかピーナッツバターとかの置かれるポジション。
もう一つは異様な数のロールパン。
常時20種以上が所狭しと並べられたその光景は「壮観」の一言。
で、
その中でも(昨日のブログにも書いたが・・・)バナナクリームに関するロールパン系だけは三種類(バナナクリームロール、ドイツロールバナナ、バナナドイツコッペ)もラインナップという熱の入れよう。
もう、これは、他都道府県民からすればバナナクリーム狂、或いはバナナクリーム中毒と言って良いくらい。
確かに、僕も岡山県在住中に一度か二度は口にした記憶があるが、そんなに・・・・?
そんな具合でちょっと信じられないのだが、、、、。
で、
バナナクリームもロールパンも一度に検証してみたい!
そんな野望が達成したのが、この日の「おかやまフェア」。
勝手にですケド、あえて他の県で地元出身者を交えてフェア―に大試食会を行いました。
では、愛媛県松山市で聞いた、岡山ソウルフードの味!
ジャッジは、
一名・岡山県出身・松山在住者
一名・岡山県在住経験・松山市在住者者
一名・広島県出身、松山市在住者
一名・松山出身、東京在住者
一名・愛媛県出身者
一名・松山出身、岡山・アメリカ在住経験・東京在住者(平たく言えば僕)
他、その場に居合わせた人
あくまでも店の片隅に集う極一部の人間の感想ではあるが・・・・

ラインナップは・・・・
・バナナクリームロール ・マーガリンロール ・コーヒーロール ・チョコレートロール ・ピーナッツロール ・イチゴジャムロール ・アーモンドロール ・プルーベリーロール ・つぶあんマーガリンロール ・ジャム&マーガリンロール ・ドイツロールオレンジ ・ドイツロールミルク ・ソース焼きそばロール ・たくあんサラダロール ・高菜サラダロール ・バナナクリームパック(小2個) ・オレンジクリームパック(小1個)
ロールパン15種にクリーム二種三個!
ただし、クリームのパック二種は石原マスターへのお土産の為未開封。
ちなみに、以前紹介したが、このお店(岡山キムラヤ)自らが提唱する岡山のソウルフードのナンバーワンは「スネーキ」。

これは間違いなく美味しい。岡山にしかないソウルフードだ。
でも今回は、岡山以外にもありそうだけど、こんなに凝ってるのは岡山だけというソウルフード。
まずはその世界の王道、バナナクリームロール。

自慢では無いが、僕はかなり様々な味覚モードを持っている。アメリカならアメリカモード、東北なら東北モード、関西なら関西モード、という具合に。人間の一生の楽しみの一つである「味覚」はその土地土地に行かなければ味わえないものがたくさんあるから、自分の中に「多くの味覚モード」を持たないと人生の半分を損する、と思うからだ。
アメリカの食べ物がマズイと言うのは簡単な事だが、じゃ、世界の中であなたの味覚と同じものを持った人が何人いるかと思うと、こんなに“あて”にならない評価はない。
“まずい”の前に自分がその土地の気候、風土、習慣、空気、香り、風景を楽しむ事が出来るように、自分の味覚にも旅をさせろ、と思うのだ。
そんな事もあって、僕はかなり様々な味覚モードで食べ物を楽しむようにしている。
もちろん大前提的な「嫌いなもの」とは別の次元ですよ。
で、
このバナナクリームロール。
当然ながら、岡山県出身の石原マスターは「おー、超なつかし〜、うめ〜!」と。
僕は「このほのかなバナナの香りが好きになるとヤミつきになるんだろうなぁ」。
評価が真ん中よりも上なのはこの二人だけ。。。
あとは全員「ちょっとでパス」「脂たべてるみたい」と不評。
こら、君ら、岡山県民を何と心得る! いや、バナナクリームをなんと・・・・
まぁ、しかし、この不評具合もわからなくもない。
たしかに、一般のバナナクリームであれば、バナナフレーバーの味と香りがもっと強く口や鼻を覆うのだけど、このバナナクリームはそれがない。
むしろ昔のデコレーションケーキのバタークリームのような口どけ具合が残るのだ。
そこに敏感な人は「ダメ―」というモードになる。
「たぶん、このバナナクリームロール、オーブントースターで温めたらどう?」
とフォローも飛び出すが、そりゃかえって逆効果でパンがドロドロになってしまうゾ、と。

そこで岡山出身の石原マスターがデモンストレーション。
「このバナナロールパンは牛乳とセットが一番」
な〜る。
それはわかるな。
おや?

それで僕にはちょっとだけ謎が解けたゾ。
それは後で述べよう。

続いては・・・・

ソース焼きそばロール。
定番と言えば定番。でもわざわざ「ソース」を冠するのだから、ひょっとしたら「醤油」とか、「蒜山焼きそば(つまり味噌風味焼きそば)」とか、他の焼きそばロールもあるのかもしれない。が、本日はこれのみだった。

これは美味しい!
全員の意見が一致。
グググッと岡山フードの株が上がった。
僕は二重丸を付けたいくらい。
なぜかと言えば、焼きそばの具に「紅ショウガ」が入っていないから。
あれがあると僕はダメ。他とのバランスが崩れてしまうから好きな人用に小袋にでも入れてくれると嬉しい。
続いては・・・

ジャム&マーガリンロール。
これは賛否両論。
普通に美味しいと思う人と、マーガリンをホイップしている点がかえって「くどい」という人とに真っ二つ。
ジャムは両者とも「美味しい!」と。
どうやら女性陣には「惣菜系」はOK、しかし「甘味系」が不評のようだ。
ならば・・・・
とダークホース的な存在のコレを

高菜サラダロール。
やはりこれが見事に的中!

全員大絶賛!
いや、ホント、これは美味しい。
しかも酒とも合う。
まるで高菜と高菜にからめたマヨネーズの具合がチーズにも匹敵するほど。
これならワインもイケます。
当然ながら100点満点!
そうなると、今度はきっと・・・・

はい、これはさすがに岡山出身の石原マスターもノックダウン








ブルーベリーロール。
全員最下位判定!
ううん、、、これでわかった。
さっき、ふと思った事がどうやら立証。

突然配給(?)された「コーヒーロール」と「チョコレートロール」を我々に勧めるフェアに巻き込まれたお客さん達
偶然隣りに座ったカウンターのお客さんも巻き込んで「おかやまフェア」、店内の極一部で最高潮に盛り上がってます!

前方のステージと客席はいい感じの生演奏のジャズが流れる大人な別世界@松山キーストンバーhttp://www.keystonebar1991.com/
ここまで用意されたロールパン15品の内、フェア参加者+巻き込まれた近隣客で10種類を試食。
さすがに残り5品門は「甘系」のみとなり、これはこのままキーストンのスタッフ及び本日最後の松尾くん、ならびに石原二代目マスターの夜食に。。。

結論。
岡山県民のソウルフード、バナナクリームは、やはり岡山に住んだ人にしかわからない「魅力」がある。
同様に、今朝facebookで教えてもらったのだけど、バナナクリームに次いで岡山キムラヤの店頭でパック容器に入って売られていたオレンジクリームのファンも多いらしい。
たぶん、岡山では幅を利かすバナナクリーム派に対してアンチバナナクリーム派としてオレンジクリーム派が存在しているようだ。
で、
他の土地に、一般的に売られているバナナクリームと何が違うのか?
僕は、ある一つの結論を今回見出した。(随分おおげさな・・・)
他都道府県で売られているバナナクリームをチョコレートに入ったバナナソースとすれば、岡山県民が連想するこのバナナクリームの味はチューインガムのバナナ味。
たぶんこれで、これをお読みの岡山県以外の人にもこの味が伝わるのではないかと。
なので当然ながらオレンジクリームも他都道府県で売られているオレンジクリームをチョコレートのオレンジソースとすれば、岡山県民の皆さんが連想するオレンジクリームはチューインガムのオレンジ味。
この差は、かなりある。
でも、石原二代目マスターが言うように、バナナクリームロールに牛乳という組み合わせはとってもメイクセンスしそう。その牛乳も全国区のメーカー品ではなく、岡山のメーカーのオハヨー乳業のものが最高。
キムラヤのバナナクリームロール + オハヨー牛乳 = 岡山のソウルフードの味
どうです。
さらに言えば・・・
地方の味覚と割と連動する食品関係だと“カバヤ食品”が岡山本拠地だ。
カバヤと言えばチューインガム、キャラメルやキャンディーをルーツとするメーカーだ。
僕は「マスカットキャンディー」の印象強いなぁ。
つまりフルーツフレーバーに岡山っ子は子供の頃からかなり馴染みが強く、このロールパンの「甘味系」の味も、そういうところのフルーツフレーバーにとても近い気がする。
“カバヤ”のお膝元だもの、当たり前と言えば当たり前だよね。
と、
分析して満足気な僕の隣りの隣りから、広島生まれ松山在住者(女性)が鋭い一言・・・
「これ、ロールパンって言うの岡山だけじゃないですか?」
そもそもの大元を引っ繰り返してしまった。
それを言い始めたら、あなたの地元のコッペパンの話しにまで言及してしまわなくてはなりません。
そうなるととても一晩では済まない事になってしまうので、今夜はこれでお開きに・・・・

おかやまフェア参加者&突然巻き込まれた近隣のお客さん@松山キーストンパー
ちなみに、僕は岡山キムラヤのファンで、他では「うぐいすあんパン」と呼ばれるこのパンがこう呼ばれているところにもソソラレています。

「グリンピースパン」

普通の「うぐいすあんパン」と思ったら大間違い(いや、間違ってはいないけど)

まめの香りが濃く他のとは比べ物にならないくらいとっても美味しいのだ。
★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★
Nov/14〜15/2012
Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)
1st set (9:30pm〜10:50pm)
1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor
2nd set (0:48am〜2:09am)
1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St
Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP
※赤文字の演奏動画を公開しています



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。



ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)
四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。
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『BEST LIVE 2011(動画)』

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6
25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』
Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)
Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011
[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます
★第二部1曲目

★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]

★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]

ガンバレ東北!
がんばろうニッポン!

■New Album『AXIS/赤松敏弘』(VEGA)

VGDBRZ-0044/3.000円(税込)
赤松敏弘(vib)The NewQuartet
guest:森川奈菜美(vo)

■Tower Record
■HMV
■amazon.co.jp
■disk UNION
■山野楽器
■新星堂
■ベガ・ミュージック・エンタテインメント
■Yahoo!ショッピング
■楽天市場
■ヤマダ電機WEB.COM
■セブンイレブンネットショップ
他
どうぞご利用ください。










■赤松敏弘MySpace
そして、コチラはオフィシャルサイト
■赤松敏弘Vibraphone Connection
掲示板に替わって登場、オフィシャルな(?)つぶやきTwitter
■赤松敏弘 Vibstation's Twitter
新しく追加のコミュニティー
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