2013/3/29

音楽的読唇術:やっぱり・・・煙の無いところに火を立てる?リハモ・アプローチ  金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック


毎週金曜日はVibraphoneやMarimbaをやっている人向けのお話し。
金曜第三百三回目の今日は先週からの続きで『音楽的読唇術:やっぱり・・・煙の無いところに火を立てる?リハモ・アプローチ』と言うお話し。

途中からの人は先週の金曜ブログ『音楽的読唇術:続々新・・煙の無いところに火を立てる?リハモ・アプローチ』( http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20130322/archive )から読んでくださいね。

ココまでの金曜クリニックをご覧になりたい人は左のカテゴリー(またはこの記事のタイトル右側にある)「金曜:vibraphoneやmarimbaの為のジャズクリニック」をクリック。この記事に続いて過去の記事全てを見る事が出来ます。チェキラ!



既製の曲を自分なりにリハモナイズして新しく生まれ変わらせる用法を解説中。

ジャズの有名スタンダード曲の“all the things you are”の冒頭8小節でチャレンジ。

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(クリックで拡大/以下同じ)

先週は新しくコードを選定する時の定義を自分なりにまとめる事と、組合せの根拠を見出してまったく新しいサウンドでメロディーを支える事を解説していた。

コードの選定では、ベースラインの設定が一番わかりやすいので、メロディーとベース音に関連のあるコードを選択してアプローチノートを設定する例として1-2小節目で実践した。

もう一度定義をおさらいすると・・・

まずベース音の設定は、

1.二小節1パターンとして各小節毎に一つのベース音を決める
2.奇数小節から偶数小節への繋がりは最大でも短三度、最小でも長二度
3.メロディーと同じ音は使わない

これで設定したベース音にアプローチを仕掛ける。
偶数小節のベース音に対して奇数小節の3-4拍目にアプローチノートを設定し、それをルートとするドミナントコードを設定。

これによって、1-2小節目は・・・

| Db/F C7(b9)/E | Ebm7 |

という新しいサウンドをメロディーに対して設定した。

この要領で、任意のコードを奇数、偶数小節に設定し、アプローチノートを設定する事で二小節毎に三つのコードの連鎖が生れるわけです。

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この二小節毎のモーションが完成したら、次は偶数小節の3-4拍目に次の小節の頭のコードに対するアプローチ・コードを選定します。

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アプローチコードのコードスケールは、

2小節目Ab7は、前のEbm7との関連(II-V)からミクソリディアン、

4小節目B7(b9)は、前のコードの関係から一時的にkey of Bb minorと仮定してV7をbII7=B7に置き換え。コードスケールは次のBbm7への接続を膨らませる為に元々調号に含まれる“Ab”を活かしてB7(b9)に組み込むのでコンデミ。

6小節目は次に設定したF#のベース音との間に隙間が無いのでG7を転回した形で同意コードのDb7。自動的に#11th=Gを含むリディアン・フラットセブン。

最後のEb7は前のAMaj7から展開の証として#11th=Aを含むリディアン・フラットセブンを予想。
ただし次のコード次第ではコンデミもあり得る。

これによって、まったく新しいサウンドによる冒頭8小節が完成しましたね。



もちろん自分でコードをセレクトしたわけだから、それぞれのコードスケールは最初から決まっているはずですね。

ところで、リハモナイズというのは、コードを複雑にして、簡単な曲でもやや難解な装飾を施すもの、と勘違いされては困るので、逆にシンプルなリハモナイズの例を挙げておきます。
リハモナイズがやや難解なサウンドを醸し出すのも、メロディーに対して“刺激的でスリリング”なハーモニーの流れを求めた結果ですが、それと同じように“美しいスリル”を求めてリハモナイズする事もあるわけです。

こんなコードをセレクトしてみました。

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シンプルな数のコードを選びましたが、これだけではなぜこれが“美しいスリル”と言うのかニアンスが伝わりません。

そこで、メロディーとベースラインの間にガイドとなるセカンドラインを設定する事で、このコード進行をセレクトする理由が浮かび上がってきます。

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コードネームは演奏者の解釈に幅を持たせた、いわば「わかる人にはわかる」表記の極限でした。
しかし、それはある一定のハーモニーの時間と形は表わす事が出来ますが、それ以外の表現を含ませるのは不可能。そこで具体的な音符によるフォローが必然となるわけです。

これがあるのと無いのでは、全然コードから受けるイメージが異なります。

コードネームだけでは表現できない世界の入口にいるわけですね。





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★☆★ 2012 BEST LIVE (動画) ★☆★

Nov/14〜15/2012

Toshihiro Akamatsu (vibraphone)
Hakuei Kim (piano)

1st set (9:30pm〜10:50pm)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)O Grande Amor

2nd set (0:48am〜2:09am)

1.Winter Festival---by Hakuei Kim
2.The Gleaner-----by Toshihiro Akamatsu
3.Stella by Starlight
4.White Forest-----by Hakuei Kim
5.Nagi Moca suite---by Toshihiro Akamatsu
6.Newtown--------by Hakuei Kim
7.Silent Butler-----by Toshihiro Akamatsu
8.(encore)On Green Dolphin St

Rec, Nov/14〜15/2012 @ Okaido"COLORFUL", Matsuyama, Ehime, JP

※赤文字の演奏動画を公開しています

ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/1:00am's StellabyStarlight (Full version)

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

2012年11月14日四国・松山でのライブ第二部のもので第一部と同じ曲の深夜の演奏です。
まったく違うイントロから始まった瞬間から純粋な即興演奏に突入しました。
デュオという最小公約数にして最大の自由度を持つアンサンブルでしか出来ない衝動の記録となりました。
ソフトのアップロード時間制限の為に10分未満の暫定バージョンを年末にアップしていましたが今回フルバージョンに更新。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/15/2:00am's GreenDolphin

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

あらゆる意味で刺激的だったこの日のライブの最終アンコール。時刻は午前2時です。
第二部の会場は半分以上が地元のミュージシャンやピアニスト、音楽関係者で埋まっていましたから二人ともよりアグレッシヴなOn Green Dolphin Stに。午前二時にこんなガチンコなライブをやる街は日本でも珍しいでしょう。さすがは我が故郷です(笑)


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:53pm's StellabyStarlight

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

赤松・ハクエイDUOでのStella by Starlight。
このバージョンは2012年11月14日四国・松山でのライブ第一部のものです。
前月の横浜ジャズプロムナード2012でも評判だったこのスタイルのデュオがさらに一歩踏み込んだところでの演奏に。次の深夜のステージの演奏と比較するとまったく別の曲です。ジャズライブの楽しみ方で僕らはとても大きな事にこの時気付いたのでした。


ビデオカメラビデオカメラ【Crew Camera Series】■赤松敏弘 vibraphone Best Live 2012/Akamatsu meets Hakuei Duo/Nov/14/9:46pm's The Gleaner

ハクエイ・キム(p)赤松敏弘(vib)

四国・松山でのライブ第一部でのオリジナル曲The Gleaner。この日は入替え制という事もあり第一部も第二部も同じプログラム(アンコールを除く)でしたが、考えてみればクラシックのコンサートやポップスのコンサートとジャズのコンサートが大きく異なるのは、たとえ同じ曲を一日に二度演奏したとしてもまったく違う演奏になるのが当たり前。このライブではその当たり前な事を随分長い間僕らは忘れていた事に気づかされて、久しぶりに達成感で満たされたのを覚えています。


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ビデオカメラ【Crew Camera Series】TOSHIHIRO AKAMATSU meets HAKUEI KIM 2012. presented by T.KOYAMA. "SOUND OF FOCUS" comp by T.Akamatsu. 2010's album 『AXIS』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO オープニング"Be my love"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/2曲目"TRITON 2011" comp by T.Akamatsu. 1991's album 『Now's The Time Workshop vol-2』(BMG FunHouse)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦 DUO 2011 演奏順/4曲目"I LET A SONG"




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、ユキ・アリマサDUO 2011 演奏順/7曲目"DAA HOUD". 2005's album 『Synergy』(VEGA)




ビデオカメラ【Crew Camera Series】赤松敏弘、道下和彦、ユキ・アリマサTWIN DUO × TRIO 演奏順/9曲目 アンコール




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『BEST LIVE 2011(動画)』


2011年11月24日ブログ『超・満員御礼! 赤松敏弘(vib)meetsハクエイ・キム(p)25-25プロデュース第六弾』http://sun.ap.teacup.com/applet/vibstation/20111124/archive

TOSHIHIRO AKAMATSU(vib) meets HAKUEI KIM(p) w/TARO KOYAMA(ds) & KUNIO OINUMA(b) @ 25-25Presents Special Live Vol.6

25-25プレゼンツ・スペシャルライブVOL-6。
『“赤松敏弘meetsハクエイ・キム”with小山太郎+生沼邦夫』

Toshihiro Akamatsu(vib)
Hakuei Kim(p)
Kunio Oinuma(b)
Taro Koyama(ds)

Recorded live at KAMOME in Yokohama. Nov/23/2011

[YouTube版]※画像をクリックすると別窓で開きます

★第二部1曲目



★第二部二曲目[Tribute to 1964's Miles-vol.1]



★第二部三曲目[Tribute to 1964's Miles-Vol.2]




ガンバレ東北!

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CDレビュー→http://www.jazzfusion.com/cd2010/axis.htm

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