2007/11/28

森のオアシスで・・・  水曜:これは好物!

。。。
移動の途中で偶然に口にしたもので“おや?”と思わせてくれた感動の好物は多い。
狭い日本のあちこちに名物が溢れてるけど、“特別”なものじゃない“フツー”のものが美味しければ、この次に立ち寄った時にその土地で他のものも食べてみたくなるじゃないですか。そうやってグルメガイドなんかに頼らない自分流の好物マップを増やして行くのは実に楽しい。

この秋に巡ったあちこちでもありました。

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このショットだけだと何処だかわからないでしょうが、これは岡山自動車道(岡山JCT〜北房JCT)の途中にある高梁SAの風景。
岡山方面から中国自動車道に抜けようと走っていたら、高速の標識に高梁SAの表示と並列して「森のオアシス」という見慣れない表記を見つけて立ち寄ってみたんですね。

この後立ち寄った津山市同様になだらかな山が延々と続く中国山地独特の風景。
山に沈む夕陽ならこの辺りが最高と思ってるエリアなんですが、高梁川という一級河川が流れているので雲海の名所でもあります。
僕の“ボサノヴァ”体験で出てくる朝靄も実はこの辺りを走るJRの伯備線や姫新線で眺めながらマッチした体験があまりにも感動的で高校時代以来未だに脳裏に焼きついて離れないのですね。

さて、何の予備知識も無く立ち寄った小さなPA。
小腹も空いていたので何か軽く食べることに。

でも、ホントに小さなSAで走る車も少ないから当然利用客も殆どいません。
まだ新しそうなPAの建物の中に入っても、特に「御当地のコレ!」みたいなケバケバしい宣伝もありません。ごく“フツー”のメニューがごく“フツー”に並んでいるだけ。飲食施設もレストランとかじゃなく軽食コーナーといった感じの座席がちょっと並んでいる一画があるだけ。

食券発券機によくあるホントだか嘘だか怪しい“当店人気No1”なんてベタベタ貼られた「押し付けメニュー」のポップも無い。
でも、新しく陽光がサンサンと入る明るく清潔なこの一画の感じはかなりの好感触。

ここまで欲のないSAも珍しい。

唯一小さく、ホント遠慮気味に手書きで小さく「おいしい鶏めし」とあったのでそれがセットになった天ぷら蕎麦セットを頼んだ。

蕎麦はいつもセイロを頼むんだけどSAで美味かった事がないので珍しく「かけ」に。
つゆ系の麺類ならうどんだけど四国や関西以外では美味かった事がないので頼まない。

ほどなくして出来上がった天ぷら蕎麦セット。
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一口つゆを啜って思わず出た言葉が「ん、美味い!」
関東の濃い醤油と鰹の出汁が効いた「そば出汁」も好きだが、関西の透明で様々な出汁の効いた「うどん出汁」も大好きだ。
それが「うどん」ではなく「蕎麦」で美味いと思ったのは、JR小淵沢駅のかけ蕎麦以来かもしれない。

出汁が透き通っているのと同様に味に一点の濁りもない。
「へぇ〜」と思わず感心。
蕎麦は普通だったけど、それをこんなに美味い出汁で食べさせてくれるなら「かけ蕎麦」も見直してみようかな。

続いて控え目に「おいしい」と名打っていた鶏めしに箸を進める。
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「ほ〜ぅ!」
これは大好きな大分の“吉野鶏めし”系のちょっと甘めでふっくらした味覚。鶏は歯応えが適度にあって噛むほどに味が増すタイプ。一発でファンになってしまった。

再び蕎麦のつゆを啜り蕎麦をいただく。

なんだか、極々当り前のものが美味しくいただける至高の時間になった。
何の飾り付けもない食器、混雑の喧騒も無く、見渡す限りに脈々と続く山並み。
静かに、そして美味しくいただける事に満足したアットホームなオアシスだった。

おしまい




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