2008/6/4

どんぶらこと揺られて二百年・・・・?  水曜:これは好物!

晴れたり曇ったり・・・come rain or come shineと言えばジャズスタンダードの名曲ですが、まさにその言葉通りの東京。晴れたり雨ったり・・・が正解かな。

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あ、そう言えばこの曲、今年のアルバム「Stream of life」に入ってます。
AUやDoCoMoの「着JAZZ」でダウンロードして使ってみて下さいね。ってのっけから宣伝になっちゃいました・・スマソ

さて、本日は水曜日なので“これは好物”。
昨日のカナダから一気に日本へ戻りますぅ。。。

素朴な「おやつ」として日本に古くからあるのが羊羹。
でもある年齢までは正直なところ、あんまり手を出さなかったのですね。

理由は簡単。

・甘いから大量に食べると気持ち悪くなる
・ほどよいサイズがないので開封すると早く食べなきゃならない
・ちょっと手に触れるとベトベトするから

まぁ、どれも自制すれば問題のない事だらけを理由にしているような気がしないでもないですが、子供の頃はチョコレートやらケーキやらに目がくらんで「大人」が勧めても冷遇してたんですね。若気の至り、、にはちと早いっか。

もう一つ超個人的な理由としては、「お茶が飲めない」という理由。
なに?日本人のくせにお茶が飲めんとはケシカラン。。。と何万回言われたかわかりませんが、ダメなものはダメ。緑茶がダメなんですよねー。ほうじ茶や麦茶は大丈夫なんですが。。。

羊羹=お茶

この方程式に当てはまる羊羹の扱いが僕にはダブルパ〜ンチ

ところが、ある時からこれが崩れ去ったのです。

時は元禄・・もとい、昭和。高校受験のために岡山県は津山市の“あけぼの旅館”という純和風の旅館に泊まった時のこと。

なぜ受験生が純和風の旅館に泊まったかと言えば、当時津山にはホテルというものが無かった。妖艶なネオンの輝く種のものは別としてJTBなどで宿泊予約の取れるものが無かったんですね。確か「日観連」というグループ?の中から選んだのだと思う。

父親と二人で泊まって、受験はピアノのくせに練習する場所がない(旅館だから当たり前だ)という最高のコンディション(笑)でしたが、それまでの家族旅行はホテル中心で純和風旅館に泊まるのは珍しく、何から何まで珍しい事だらけで受験よりもそっちの事ばかり気になってしまう始末。

しかも津山は中国山地の山深く、受験シーズンともなれば雪も舞う厳寒の地。

「水道の栓を閉めないでください」

と洗面台に書かれてあるのを見て、家ではキチンと「しつけ」をされた“おぼっちゃま”(嘘)には理解しがたい光景がそこかしこに。閉めると寒さで水道管が凍って朝水が出なくなるのだそうだ。だからどの水栓からもチョロチョロと水が・・・・

思ったね、この時。常識というのは場所や風習で違うのダ!(ま、中学生の範囲ですが)

夜、寝る時は女中さんがやって来て「やぐらごたつ」に敷き布団と掛け布団を器用に掛けて寝床を用意してくれるんだけど、これもまた何だかワクワクして遊んでいるような気分だった。父親と二人で「妙〜に落着かないなぁ。。」となかなか寝つけなかったのを覚えている。あの時父親と二人で「こたつ」に入ったりしたのは何年振りだったのだろう? その後にも記憶がない。

我が家は僕が物心ついた時から「コタツ」が無く、ストーブとエアコンの生活だったので小さい頃や親戚の家に泊まりに行った時にコタツに潜り込んで遊んだ記憶が蘇る。そもそも邦楽関係の仕事で飛び回っているくせに家の中は妙にモダンな生活や服装を好んだ父親が悪い(笑)。
余談ながら受験会場で会った同級生のN森(現・日フィル)は僕と並んだ父親を完全に「兄貴」と勘違いしていた。

そんな中で風呂上がりに「こたつ」の上に置いてある御菓子箱。それにコレが入っていたんですね。

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『高瀬舟』(岡山県真庭郡落合・古見屋羊羹株式会社製)

それまでの僕の羊羹見識を見事に覆してくれた「高瀬舟」。
つまり、

・甘くて大量に食べなくてもよい一口サイズ
・当然一口サイズだから開けて食べ切れば済む
・一つずつ羊羹が紙の包装に入ってるので手が汚れない

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一口サイズだからかもしれないけど、これ、甘さが程よいんですよね。
小舟の形をした包装がよく出来ていて“へさき”の部分を開けるとスルリと羊羹が出てくるんです。これが実にいい感じ。

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四半世紀以上昔とちっとも変わらない味と包装。
この小舟の形もGOOD。

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中国山地の山深い地で二百年を越える歴史のある老舗の味。
それでいて容器のアイデアは二十一世紀でも通用する技。
昭和の英知が一つの形となって残っているんですね。

ちなみに僕はブラックコーヒーとの組み合わせで邪道の極地を楽しんでいます。



もちろんBGMには世界中のマレット奏者の音楽。
赤松敏弘MySpace
別窓で開いてブログのBGMに是非どうぞ。

おしまい




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