2008/8/25

オリンピックとロードサイド・ビジネス・・・  月曜:ちょっと舞台裏

賛否はともあれ、約二週間のベイジン・オリンピックが無事に終了しましたね

今度は上海万博だそうです。

何だか40年前の日本と同じコースで発展途上国から先進国の仲間入りという事でしょうか。

アレ? 

そう言えば日本って一体いつ発展途上国から先進国の仲間入りをしたのでしょう。

東京オリンピック(1964年)と同時に新幹線や首都高速や名神高速道などのインフラ(これらも家や掘を埋め立てたりして出来たのだからベイジンと何ら変わらない)、その後数々の公害を経て大阪万博(1970年)に至る高度成長期のシナリオはまさに今の中国そのもの。

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(午前6時の道路/東京・箱崎)

1960年代をたくましく生き抜いた子供の周りから「スモッグ」「公害」や「学生紛争」「反戦」という言葉が日常からすっかり消えたのは70年代の終わり頃だったような気がするけど、活気があって何事も面白そうな時代に子供の目には映った。



スモッグで霞む街とて景色の一部だったテレビっ子は、大人が煽る「危機感」をウルトラQやウルトラマン、はたまたゴジラをはじめとするアナログ的SFに置換え、
サイケとピースマークに溢れる街はロン毛のオニィーサンやグリグリパーマのおねぃさんが短くなったり長くなったり太くなったり細くなったりを繰返すファッションで行き交い、何だか子供にはさっぱりわからなかったが、夜の街は人で溢れていた。
恐らくみんな“自分の溜まり場”を持っていた時代なんだろう。

で、一体いつ日本が発展途上国から先進国になったのか、学校で「ライダ〜、きーッく」とかいいながら隣のジャズ喫茶から漏れ聞こえる騒がしい音楽を夜食とかこつけてカップヌードルをすすりながら聞いていた子供の記憶にはないんですけど・・

でも、全然面白い時代だった!
今、身の回りにあるモノの殆どは僕らの子供の時代の「産物」。
無かったのは、、、、、ネットくらいだ。

ベイジン・オリンピックを観た彼の地の子供達が「国産視野」から「国際視野」へ転機するインパクトは十分あったと思うので今回は成功でしょう。大人の世界はともかく。

と、そんな連日のオリンピック報道一色になっていた約二週間も終わり、そろそろこの国もクールダウン。ところがこの二週間で気分だけじゃなく、社会全体もクールダウンしているようです。


ロードサイド・ビジネスという言葉を御存知ですか?

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午前6時の道路/富山

読んで字の如く、道路沿いでのビジネスの事。
実は今の日本ではかなり大きな分野なのです。

これがオリンピックの期間に突入すると同時に失速している、というのです。

この産業枠は元々ガソリン高騰の影響をモロにかぶる、と言われていましたが、オリンピックの中継が始まると人出が過去最悪のペースにまで落ち込んでしまったのだそうです。

ロードサイド・ビジネスの代表はガソリン・スタンドと言われますが、この半年でかなりの数のスタンドが閉鎖されました。
そればかりか、外食産業も過去最悪の事態に陥ってオリンピックの影響はとんだところに飛び火しているようです。

ファミリーレストラン業界が真っ先にこれに耐えられず、「メニュー値下げ」で対抗した大手Dは今後1年間に約100店舗を閉鎖、さらに最大手のS系に至っては300店舗を何らかの整理対象とする動きになっています。外食という観念を変えたファミレス業界が曲り角に差し掛かっているわけです。全国一律のメニューに頼る外食を見直して、どうせなら何処へ食べに行くかを考える機会になるかもしれませんね。便利だけではもう済まない、というのは文化として悪い事には繋がりませんから。

もっと深刻なのが郊外型ショッピングモール。
タヌキやキツネしか出ないといわれる土地に出店した店舗は客が激減。2〜3日おきに通っていた食品関係の買い物客が週イチの「まとめ買い」に変わってしまったのです。
比較的住宅地に近い場所や旧市街地の店は横ばい状態。
理由は単純で、電車・バスなどの公共交通機関や自転車で行けるところに客が落着きつつある、と言う事。
このブログでも指摘してたよね。

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午前6時の道路/栃木

連動するのが自動車販売店。
こちらも新車がさっぱり売れなくなった。
でもそれは自業自得。
明らかに「個々の事情にちょうどいいサイズ」を逸脱した車ばかり揃えていたのだから売れるわけがない。今買い替えていないユーザーは求めている「自分にちょうどいいサイズ」がないって答えを出しているのに。
「買い替えない族」にこれでガソリン高騰による「燃費重視族」が加わってしまった。
ほしくないものはやっぱり買わないものね。

「もう少し乗れるけど、地球環境を考えて買い替えました・・・」みたいなCMを流すお金があるのなら、ユーザーの心理を突いて買い替えたくなる電気自動車の開発投資に回して下さい。
まったくお間抜けで無神経なCMに反感さえ持ちます。

原油価格高騰の余波は、オリンピック中継によってさらにこの国の生活習慣を一変させようとする夏を、終わりへと誘うのでした。

どんな時代でも音楽は面白かったゾ
赤松敏弘MySpace
これからも面白い!
世界中をチェキラ

おしまい




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