2009/4/1

ボルガかボストンか?  水曜:これは好物!


全国には面白い御当地モノがたくさんあります。
しかし、いくら週末は高速がどこまで乗っても千円だから、と遠出して見聞を広げるのはちょっと無謀。
やはり時間と余裕の旅で出会うと感激の度合いも違うというもの。

最近はわざわざ出向かなくとも、御当地モノがコチラへ出張してくれることもあります。
駅弁しかり、物産展しかり。

が・・・

やはりその筋での御本家ならいざ知らず、時には、似て非なるもの、、、で思わず目を疑うような「似非」モノに出会う事も。

でも、勇気を振り絞ってその「似非」モノを食してみたら、ありゃりゃ? 案外グッドかも、という別の収穫に繋がることもあります。
B級グルメは変形してもB級グルメなんですね。

ある時、スーパーで見慣れぬパッケージ。うん?

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なに?なに?

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ヲイヲイ!

本当かよ〜。
これでボルガ・ライスだと〜〜!

って、越前市ってどこよ〜?そんな街ってあったっけ?

うん?武生市の事じゃないか。
また無駄に地名が増えたゾ・・・ブツブツ。。。

それは置いておいて。

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まったく似てもない非なるもの。

そもそもボルガライスはB級グルメの宝庫、福井県は武生市(現在は越前市)周辺に広まっている洋食ライス。

本物はコチラ(↓)の有名店の紹介をチェキラ!

ボルガライスならヨコカワ分店・福井県越前市[グルメGyaO]

要するに、オムライスの上にトンカツが乗ってデミグラスソースがかかったライス。
B級グルメの基本のような洋風丼とでも申しましょうか・・・

それがア〜タ、アレンジされてこの姿・・・・
福井県民の皆様が見たらきっと怒るだろうなぁ。。

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ちゃんと自ら由縁を書いているのに、
肝心の“船”に見立てたオムライスがスクランブルエッグとケチャップライスで分離しているし・・・・
“荷物”に見立てたカツは荷崩れを起こして端っこに寄っているし・・・
本来“川”に該当すべくかけられるデミグラスソースも由縁とは無縁の位置・・・

まったくもって、こりゃイケません光線を発したくなったのですが、
これも何かの縁。
この変形ボルガライス風スクランブルエッグ・カツ弁当を購入してみました。

ら!

これが案外旨かったりするんですね。

確かに本家本元のボルガライスとは比べ物になりませんが、まったくの別物として、カツとスクランブルエッグとデミグラスソースの相性がバツグンだったのです。

ただ・・・

あまりにも福井のボルガライスとの差があるので、せめて「ボルガライス風洋風カツめし」とでもしてほしかった。そうすれば堂々と紹介できたのになぁ。惜しい!

ところで、福井県はB級グルメの宝庫です。
特に洋食系では「御当地グルメ」が今でもきちんと残っていて、行くと必ず食します。

一つはヨーロッパ軒の「ソースカツ丼」。(このブログ水曜日“これは好物!”の第一弾06年3月22日で紹介
もう一つがこの武生の「ボルガライス」
どちらも東京からダイレクトに伝わった当時のレシピが今日まで残っているようです。

で、どうやらこの「ボルガライス」の元祖は東京・浅草の洋食屋さんらしいのですね。
面白くなってちょっと調べてみたらありました。

東武鉄道が毎月配布している「マンスリーとーぶ」に下町洋食物語という記事があって、それによるとボルガライスはボストンライスとも呼ばれていたようです。
浅草にはたくさんの洋食屋があったので海外の地名を使ったメニューが多かったのでしょう。
ハヤシライスの「ヨシカミ」、ちょっと不思議なチャップッスイの「リスボン」。。。。浅草は洋食屋のメッカですね。

さて、そうなると「ボルガ川」を渡る船をイメージした“ボルガライス”の元が、もしもボストンライスだとしたら・・・

ううん。。。

ボストンだとすれば川はチャールズリバーになりますが、残念ながらボストンは海に面しているので海運のほうが盛ん。そうなるとこの由縁と矛盾してしまいます。チャールズリバーはボート競技程度しか航行が無く、とても水運が栄えたとは思えないほど海運で栄えた街。ボストンには3年住んだのでこれははっきり断言できます。

となると・・・

「ボルガ」という記憶が「ボストン」と間違っていたのではないかな?
(レストラン「藤木」でボストンライスをオーダーした人が・・・)

などと、勝手な憶測を巡らしてしまうのでした。

いずれにせよ、洋風ライスものの「御当地グルメ」、いいですねぇ。
金沢にも「ハントンライス」という洋風御当地ライスがあるんですが、残念ながらこちらはまだ未食。
この分野、北陸方面熱いですねぇ。
そうなると、富山にも何か無いのだろうか?

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チェキラ!



2013/9/20  13:50

投稿者:あかまつとしひろ

ボストンにお住まいの方から情報をいただきました。
1970年頃に東日暮里に開店した「とんかつ高橋」にボストンライスがあり、一番高いメニューだったそうです。オムライスの中にヒレカツが隠れた、と言う構造との事。数年前東京に行った時に探されたそうですが最近他の場所に移ったとの事でした。
国会図書館のボストンライスとは真逆のスタイルに興味津々。
とかんつ高橋、ちょっと探してみます。情報お持ちの方がいましたら是非書き込みを。

2011/2/4  4:54

投稿者:あかまつとしひろ

>どんボルガさん、
コメントありがとうございます。
レス遅くなりました。
ひゃー、「ボルガライス」と「ソースかつ丼」のブログやってるんですねー。さっそく
お気に入りに登録しておきました(笑)。

最新の情報では、ナント国会図書館の食堂(6F)に「ボストン・ライス」があるそう
です! 

http://www.ndl.go.jp/jp/service/tokyo/insidemap.html

なぜに国会図書館で「ボストン・ライス」があるのか、かなり興味津々。
東京に遠征された時にでも是非チェキラしてみてはいかがでしょうか。

以下は国会図書館で「ボストンライス」を食べた“にこにこくん”さんのブログです
。写真入りで説明されていました。

http://blogs.yahoo.co.jp/niko251962/50640357.html

2011/2/3  3:46

投稿者:どんボルガ

福井在住のボルガライスファンです。ルーツを探しています。
こちらの情報で、やっぱり浅草なのか…と確信を深めました。

食べられるお店が、浅草には今はもう無いのでしょうか??
あるのなら、ぜひ遠征したい。興味が尽きません…。


http://plaza.rakuten.co.jp/donvolga/

2009/6/20  7:32

投稿者:あかまつとしひろ

>「じぃ」さん、
情報ありがとうございます。
やはり浅草が発祥でしたか。日本の洋食は殆どが浅草からですね。
ボルガライスのルーツ、ますます興味が沸いてきました。
ワシントンライス・・・・い、いけません、いけません、、、どんどんハマってしまいますよぅ。

2009/6/18  2:27

投稿者:じぃ

はじめまして
私 クスノキヤの近所に今も住んでいる者です。
数ヶ月前より知人の50台半ばの方と ボルガライスの話で盛り上がっていました。
やはり浅草が発祥の地のようですね。
父親がよく注文していましたが 上にかかっているソースがサンプルでは玉ねぎがたくさんかかっていて 葱が苦手な私は 避けていた食べ物です。
30年前に一度でも食べておけばよかったと 後悔しています。
カツは卵でとじてあったそうです。

ちなみに まんすりーとーぶ に載っていた ワシントンライスは ケチャップ味のチキンライスに ホワイトソースをかけてあるものだそうです。
チキンドリアのように ライスは白くなく またオーブンで焼いてもいないそうです。


2009/6/7  7:44

投稿者:あかまつとしひろ

>渡辺さん、
ボルガライス、浅草で食べてましたか!
オムライスのバリエーションとして残っているのが福井スタイル、チキンライ
スのバリエーションとして残っているのが浅草スタイルのようですね。

ボルガライスは東京の一部と福井の武生市周辺に限定されるようです。

東京で修行した料理人が地方へその味を持ち込む例はたくさんありますが、
何を持ち込んだかはそれぞれ異なるようです。
同じ福井でも福井市ではボルガライスは注目されずもっぱらソースカツ丼で
す。
福井市と武生市は距離にしてたった20キロ!
面白いですね。

2009/6/6  22:46

投稿者:渡辺

東武の雑誌に載っているクスノキヤでボルガライスを食べてました
赤羽の祖母が 浅草に来ると東映に任侠映画を見に行き帰りに寄り 一階がケーキ販売とカフェ 二階が洋食屋
福井のものとは違い カツどんのように玉子でとじてチキンライスに乗せてあったような記憶です
全国区の食べ物だと 今日まで思っていました 




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