土曜日の昼頃から、急激に全身倦怠感、そして悪寒・戦慄が出現、若干の喉の痛みも感じながら「軽い風邪かな?昨日も遅くまで飲み会で深酒したからな」などと高をくくっていたところ、出ました夕方から39度の高熱が。こりゃあいかんと抗生物質と風邪薬、ついでにバファリンつー古典的な解熱剤を放り込んで寝て直そうと床に入るも、この暑いさなかに布団の中でガタガタと寒さに震える始末。解熱剤も全く効かず、追加の解熱剤を飲んでも体温計は40度、しかしこの症状は咽頭炎に違いない、抗生剤と対処療法の解熱剤で必ず治るはずだから、我慢するしかない、とひたすら解熱するのを待つ。真夜中を過ぎても一向に熱は下がる気配もなく、関節痛、筋肉痛が全身を針のように苛み、頭痛は激しさを増し、意識は朦朧としてくる。これは先週のパーティーで泥の中で裸足で遊び回ったせいかもしれない、そういえば足に3カ所ほど切り傷がある、破傷風だったらもう手遅れかもしれない。苦痛のあまり眠ることもできず全身が不快な何かに取り憑かれているような感覚が襲ってきて、もしかするとこれは過去の不徳の致すところの呪いのたぐいかもしれない、とすると俺に恨みを持つであろう幾人かの姿が脳裏に、いやアストラル界の周囲に迫り来る恨めしいヴィジョンが湧いてくる。必死に朦朧とする意識のなかで封印をし、死ぬまでの浄化の課題として意識化して刻印しつつ、理解できない体験と苦痛という感覚、感情の未分化の混沌が呪術の強力なオリジンだなと感心しつつ、ヤケ糞に更にバファリンを追加し耐える。夜も白み始めるが一向に解熱せず39度から40度前後をさまよう発熱。温度覚は既にぶっ壊れており暑いのか寒いのかも判らない、体温調節中枢もセロトニン/ドーパミンバランスを崩したか、悪性高熱現象が生じているかもしれぬ。これも普段からドーパミン・セロトニン系を人為的に操作しすぎているツケが回ったかもしれん、死ぬかも。
あまりの醜態に呆れ果てた家人の手に引かれ行きました救急外来へ。診断はやはり咽頭周囲炎。採血でも白血球が2万近く上昇していたようで。

原因が分かると現金なもので、高熱が少々出ていても点滴などされながらスヤスヤ眠り込む始末。救急でもらった解熱剤が良く効いたせいもあるんですが、この糞バファリンめ。二度と使わんし患者にも処方せんぞ、ロキソニンはこんなにシャープで切れ味の良いいい男だったのね、とバファリンに怒りをぶつけつつ、呪術の発生の瞬間を我が身を持って体験するという副産物も持ち帰りつつ、医者から3日間の休養を宣言され、その後も月曜までは39度前後の熱が引き続き出つつ、なんとか快調に向かっております。えーお仕事方面の関係の皆さんには大変ご迷惑をおかけしたことをお詫びしつつ、もうしばらく静養します。ご心配をおかけしました。ご機嫌よう。

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