2006/5/1

里親さま募集中  銀次郎

≪銀次郎≫

千葉のとある山奥で野良犬のお母さんから兄弟4匹の1匹として生れ落ちた。

それからいくつかの夜を過ごし、
5匹だった家族が、車という鉄の塊に命を奪われ1頭減り2頭減った。

心の支えでもあるお母さん犬は、
四角い鉄の檻に捕らわれ乱暴な人間に連れ去られた。

まだ幼い兄弟2匹は、
抵抗すら出来ずにただ怯えるばかり。

お母さん犬はその後優しい人に命を救われ、
幸せに暮らしているがそれを知る術はない。

兄弟は、母は、
人という形の悪魔に飲み込まれたのだと確信する。


それからも人という形の悪魔が、
仲間を飲み込んでいく。

血だらけで叫ぶ友達をどうすることも出来ない。

24時間全身緊張。
心細くて、泣き出したくても声を出してはいけない。

存在を知られてはいけない。
でも人を頼らなければ食べるものがない。

殺されるか飢えるか。

今日を生きて朝を迎えられたことに安堵する日々。



運命の2006年3月。

数人の人間が山に分け入り2匹の犬を捕獲。
唯一のより所だった兄弟は別のお家へ。

仮の名を銀次郎とつけられ、
怯えたその犬の試練はまだまだ続く。


保護からもうすぐ1年。
日々成長する銀次郎。


仲間を奪ってしまってごめんなさい。
でも、もう1度だけ人間を信じてほしい。

銀次郎の心がまっすぐに伸びますように。

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銀ちゃんが歩んできた道のりをすべて言葉にすることはできません。
でも銀ちゃんを保護したときの表情や仕草がすべてを物語っていました。

0からのスタートではありません。
マイナスからのスタートを暖かく見守ってくださるご家族を探しています。
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