2007/10/18  8:27

シリーズ『踊る大捜査線3』への期待 - その3  踊る大捜査線3へ

フジテレビ開局45周年記念ドラマ・木曜劇場『白い巨塔』は2003年に放送され、好評と高視聴率を得た素晴らしいドラマですが、原作は40年以上も前に書かれた山崎豊子さんの長編小説で、以前にも映画化・ドラマ化されていますから、リメイク作品でもあります。

山崎豊子さんは、インタビューで「40年も前の作品が今も通用する事に驚きを覚えている」という様なことをおっしゃっていました。言い換えると40年前に問題提起した医学会の闇の部分が、今も改善されていないことが恐ろしいという意味です。

それはその作品が‘問題提起するだけに留まっていた’から。

当時は、問題提起するだけでも画期的なことで、『白い巨塔』は勿論センセーショナルな価値ある作品でしたが、もはや21世紀の現代これからの作品は、「ではどう対処し、どんな風に問題解決して行くべきか」つまり問題提起した、その先をも描くべきだと思うのです。

                * * *

ドラマ『真夜中の雨』では、‘その先’である理想的な医療のあり方を最後に提示していて素晴らしいと以前も書きましたが、映画『県庁の星』では理想的な県庁のあり方が描かれていなくて残念だったとも書きました。

描かれていたのは一県庁職員=主人公の前向きな姿で、それはそれで評価に値しますが、県庁のあるべき姿を今後、何かの作品で是非見せて頂きたいものだと心から希望しています。

何故、理想的な姿を描けないのか…それはノーアイデアだから、です。

偉そうに言っている私も、「じゃあお前が理想的な県庁を描いてみろよ」と言われても描けない。県庁のしくみ自体をよく分かっていなかったりするし(^^; けれども県知事や県議会議長があんなことではイケナイことぐらい、小学生でも分かる。

(※酷い知事や議長の姿も、反面教師として功を奏していたとは思いますが。)

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‘その先’を描いていないからと脚本家の方個人を責めているのではありません。作品の企画に携わる全ての人がもっと何を描くべきかということに意識を集中させ頭脳を結集しアイデアを出し合って練って頂きたいと願っているのです。

それだけ映画やドラマなどの芸術作品が持つ影響力の大きさを、高く評価し期待しているということ。

虚構の世界でさえ思い描けない理想なら、永遠に現実化することは不可能って事ですものね!

『踊る大捜査線3』でそれ(理想の警察)が描けたら、名実共に素晴らしい作品となり高い評価が得られることでしょう。



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